2006年02月26日

デッド・ゾーン スティーヴン・キング:著

デッド・ゾーン
スティーヴン・キング



4年半もの昏睡から
目覚めた時
ジョニーは
或る能力を得ていました

ジョニーは戸惑い
周りにも影響を
与えていきます

そんなジョニーが
軈て取った行動とは…


執筆されたのは
1977年頃で
出版も1979年との事

愛や友情が出てきても
いつも
皮肉な結末を迎える
キング作品ですけれど
著者が当時、若い為
…でしょうか、
ほろっと来る処も
随所に有りました

特に
父親が子供を思う場面は
胸が痛くなる程です


ジョニーは
特別な人ではなく
悲劇の人でもなく
普通の人でした

物語もあの締め方で
良かったと思います


此処からは
ネタばれ含んだ
感想に移らせて頂きます



続きを読む
で来られた方は
此処からになります


デッド・ゾーンネタばれ中



[E:book]ワイザックとの友情

 患者と主治医として
 超能力者と
 見透かされた者として
 …その関係より
 二人の間柄に
 好感を持ちました

 手術の最中
 見ている医師達の中で
 ワイザックを
 見分けられるよう
 腕時計を目印にする処
 そして嵌めた方の手を
 ジョニーに振り
 認めてジョニーが頷く
 という下りは
 迚も印象に残ります

デッド・ゾーンネタばれ中



[E:book]父親・保安官バナーマン

 娘の同級生が
 殺害された下りを 
 泣きながら話す処が
 前述した
 父親の子供を思う涙の
 印象に残った場面です

 Mr.キングは当時
 子供も小さく、
 バナーマンと自分とを
 重ね合わせて
 いたのでしょうか

デッド・ゾーンネタばれ中



[E:book]ジャクソン症候群

 学習障害の一種[E:sign02]
 と思いましたけれど
 読んだ本の内容を
 記憶出来ない
 チャックに
 どんどん
 関係ない質問をしていき
 合間に
 本の内容を聞いて
 ちゃんと答えさせていく
 と言う場面が有りました

 お見事としか
 言いようのない
 ジョニーの技でした

 本当に彼は
 教師としての
 才能と人柄に
 恵まれていたのだと
 改めて思いました
 

デッド・ゾーンネタばれ中



[E:book]父・ハーブの苦悩

 何回か出てくる、
 ハーブが
 愛息ジョニーの昏睡中
 神に召されて欲しいと
 願う姿

 数年後
 再婚する報告の時
 涙ながらに
 ジョニーに告白します

 もう一つの
 父親の涙の場面

 子供の死を願う親なんて
 居る筈が有りません

 でも
 願わずにはいられない
 衰弱していく
 息子の姿

 誰もハーブを
 責められないと
 思います

デッド・ゾーンネタばれ中



[E:book]用務員

 潜伏しているジョニーに
 聞こえる
 用務員の
 レッドリバーヴァレー

 見つかるかも知れない
 緊迫した中で
 笑いを堪えられなくなる
 ジョニー

 読んでいて、私も
 笑いそうになりました

 Mr.キング
 こう言う処
 本当に巧いなあ
 …と思います

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posted by 紫 at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | スティーヴン・キング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月16日

ローズ・マダー スティーヴン・キング著

ローズ・マダー
 スティーヴン・キング
新潮文庫 上・下巻


夫の暴力から
逃げ出した
ロージーが
ある時
凄く惹かれた
1枚の絵

異次元への
出入り口となった
その絵

ローズ・マダーが
佇んでいた
その絵

夫婦間暴力という
テーマを軸に
Mr.キング節
炸裂の
本作品でした

ネタばれを含めて
この後
感想を
書いていきたいと
思います



[E:danger]ネタばれ
含みます


ロージーが
段々
ローズ・マダーの
影響で
変わってくる所など
興味深かったと
思いました

頼りな気だった
ロージーが見せる
ノーマンとの
対決の辺りなど
 ビルは黙ってぃ[E:sign01]
と言い兼ねない程の
成長振り

雄牛のmaskが
ノーマンに
同化していって
丸で絵の中の
牛と同一になった
と思いました

ローズ・マダーが
いいもんでも
何でもない所は
皮肉屋Mr.キングの
humourに
感じました

ノーマンが消えても
物語は終わらず
成功した
ロージー夫妻と
娘のその後が
描かれ
そして
lastに向かいます

終盤の下りは
同世代の女の子を持つ
母親として
上手い書き方だなあ
など
唸ってしまいました

個人的には
朗読専門の
声優さんなんて
格好いいなあ
遣ってみたいなあ
と思いました

決して
強い女の物語ではなく
普通の女性の
幸せを求める物語だと
思います



Rrliiyn5

posted by 紫 at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | スティーヴン・キング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月26日

幸運の25セント硬貨 スティーヴン・キング

幸運の25セント硬貨
スティーヴン・キング 著
新潮文庫

原作は全13作の短編集
分冊された文庫版はこちら
作品の前or後ろに
Mr.キングの
解説付き

収録作品は
以下の通り
英字は原題

[E:book]なにもかもが究極的
 Everything's Eventual
[E:book]L・Tの
 ペットに関する御高説
 L.T.'s Theory of Pets
[E:book]道路ウイルスは
 北にむかう
 The Road Virus Heads North
[E:book]ゴーサム・カフェで昼食を
 Lunch at the Gotham Cafe
[E:book]例のあの感覚、
 フランス語でしか
 言えないあの感覚
 The Feeling,
 You Can Only Say
 What It IS in French
[E:book]一四〇八号室
 1408
[E:book]幸運の25セント硬貨
 Luckey Quarter

一言感想を
ネタばれ含みで


[E:danger]続きを読む
で来られた方
ここらから
ネタばれ含みます

[E:book]なにもかもが究極的
Mr.キングお得意の
社会に適応し難い
然し
不思議な力を持った
青年の話
彼が出した結論は
解決にはならないけれど
細やかながら[E:sign02]
ちくりとした
報復感をもたらします

[E:book]L・Tの
 ペットに関する御高説
Mr.キングは
この作品を
最後に読者を
怖がらせる
…と書かれていますけれど
とてつもなく
悲しみに襲われました

[E:book]道路ウイルスは
 北にむかう
作家が主人公
と言うのが多いですね
Mr.キングは
自分に準えて
こわがりながら
書いてるのでは[E:sign02]

[E:book]ゴーサム・カフェで昼食を
先ず
作品前の解説が
面白いのです[E:sign01]
何でも
ネタにされますなあ

[E:book]例のあの感覚、
 フランス語でしか
 言えないあの感覚
このtitleは
デジャブー
の事を指しています
ちょっと分かり難かった
作品です
Mr.キングは
夫婦物を書かせても
本当に上手い[E:sign01]
と思います

[E:book]一四〇八号室
読み終わって
少し経ってから
怖くなりました
humourの部分までもが
怖い[E:sign01]
と記憶しています

[E:book]幸運の25セント硬貨
同じ年頃の子供達
愛しくなる描写です

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Fiplcmim

posted by 紫 at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | スティーヴン・キング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月29日

第四解剖室 スティーヴン・キング

第四解剖室
スティーヴン・キング 著
新潮文庫

原作は全13作の短編集
その半分がこの文庫版

序文、及び
各作品の前or後ろに
ミスター・キングの解説付き

収録作品は下記の通り(英字は原題)
 [E:book]第四解剖室
  Autopsy Room Four
 [E:book]黒いスーツの男
  The Man in the Black Suit  
 [E:book]愛するものはぜんぶさらいとられる
  All That You Love Will Be Carried Away
 [E:book]ジャック・ハミルトンの死
  The Death of Jack Hamilton
 [E:book]死の部屋にて
  In the Deathroom
 [E:book]エルーリアの修道女<暗黒の塔>外伝
  The Little Sisters of Eluria

此処から一言感想を書きます
恐らくネタばれになります

[E:book]第四解剖室
全編通してこの作品はhumourだらけ

[E:book]黒いスーツの男
この悪魔ってゴーントさんでは[E:sign02]

[E:book]愛するものはぜんぶさらいとられる
ラストをこの曖昧に直したのは正解だと思います

[E:book]ジャック・ハミルトンの死
実在の人物ネタとは知りませんでした

[E:book]死の部屋にて
こんなネタでもキング節炸裂[E:sign01]

[E:book]エルーリアの修道女<暗黒の塔>外伝
ジェンナは朝日に溶けちゃったのでは[E:sign02]

posted by 紫 at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | スティーヴン・キング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月27日

ニードフル・シングス スティーヴン・キング

読んでいる時に、現実的に
悪意の塊をぶつけられる出来事に遭遇しました。

愛する人、信じていた人を
どんどん憎んでいく物語。

ミスター・キングの作品が心底怖いのは
描写がえげつないからだけでは有りません。

人の心理を深く抉ってくれるからです。

ゴーントさんから最終的に
あの恐ろしい銃を買わずに済んだのは
アランに対するポリーの様な存在が、私には
一杯いてくれたから。

其れは、子供達であったり、夫の存在であったり
その他、悪意の塊に憤慨する人達であったり、
憤慨する私に賛同してくれる人達であったり。

アランやポリーの様に戻って来れて良かった
と思います。

今回も最後まで読むのに
ガッタ虫に取り憑かれました。

ミスター・キング
素晴らしい作品を有難う。

posted by 紫 at 20:51| Comment(2) | TrackBack(0) | スティーヴン・キング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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