孤児オリヴァー
ネタバレしています
※ミュージカル「オリバー!」のネタバレを含みます
※ミュージカル「オリバー!」のネタバレを含みます
辿り着いたロンドンで
悪党フェイギンの一味に出会う
どんな境遇にあっても
美しい心を持つオリヴァー
その出生の秘密とは
ミュージカルとの比較 ⁆
原作では
フェイギンと書かずに
ユダヤ人と書いたり
悪党どもを立派な紳士たちなどと書いて
皮肉ったりしてる
ミュージカル(ネタバレ記事)では
たくさんいるチビッ子スリたちが
原作では
ドジャーともう1人程度しかいない
本書では
フェイギンもドジャー達も
不快な人物として描かれている
原作ではかなり尺を取ってる場面が
舞台で省略されることは
よくあること
今回では
モンクスの存在
舞台で省略された人物
オリヴァーはモンクスを知らないのに
モンクスはオリヴァーに憎悪を抱いている
モンクスの年齢が分からない展開だったので
オリヴァーの実の父かと思ったが
実は腹違いの兄とは
オリヴァーの父は
不倫の末
オリヴァーの母が身ごもったことを知らずに
死亡
不倫は
神との聖なる誓いを破ることになり
大罪だが
モンクスの母との間には
愛はなく、
現代なら離婚する方が双方のため的な感じだか
この当時は離婚もご法度なので
モンクス少年を苦しめる結果になったことだろう
モンクス母子の性格が悪いような書き方
まあまあディケンズのご都合主義も感じる
ミュージカルでは
ブラウンロー氏の娘が
オリヴァーの母ということになっていたが
原作では
ブラウンロー氏の想い人だった、
つまり赤の他人
また、ミュージカルに出てこなかった
メイリー夫人も
幼い女の子を引き取って
いま16歳くらいになっているが
この少女がメイリー夫人同様
オリヴァーに親切にする人であることで
オリヴァーが夫人とともに大好きになっていく
この16歳が
オリヴァーの実のおばであったのかな
ここは、この少女が死にかけたり
愛する男性から結婚を申し込まれても
自分の生い立ちが分からないけど多分悪いはずだから
申し出を受けられない
少女とその話は
ミュージカルではまるまる省略されている
ミュージカルではまるまる省略されている
ナンシーは
ビル・サイクスに殺される所は同じ
そして
死ぬまでビルを愛し続けているところも
同じだった
フェイギン ⁆
読んでいて
フェイギンの話す言葉が
市村正親氏の声に変換された
卑怯者で
ずる賢くて
小心者で
それらが出たり引っ込んだりする
ユダヤ人
ミュージカルでは
フェイギンは逮捕されず
したたかに
いずこかへ逃げて行った
ミュージカルでは
フェイギンがプリンシパル中のプリンシパルで
演じる役者は
歌、ダンス、芝居と
決して若くないフェイギンを演じきれる実力派でなければならず
なので
憎めない役にしたのは
大正解だったと思う
彼が客席に顔を向け
そして去って行った
最後の場面は
忘れられない
そして原作は
死刑になる
裁判で死刑判決が出るまで、
出てから、
そして執行までの
フェイギンの心理状態が
すばらしい筆致で進む
こっちのフェイギンも
いっちゃんにやってほしいなあ、
ワル役も巧いよ、いっちゃん
読了:令和8年3月4日
オリヴァー・ツイスト …ウィキペディア


