2026年05月05日

台北裁判 唐福睿:著

佟寳駒は
高等法院公設弁護人


ネタバレしています
台北裁判.jpg





台湾の原住民の
アミ族

台湾でも外国人の就業者が多く
その1人アブドゥル・アドルは
インドネシアの漁船員

上司とその妻子を
殺害したかどで
裁判が進められる


途中まで
佟寳駒たち弁護側が
死刑を回避するタネを多数、手に入れたりするが
結局
なんじゃかんじあって
死刑執行されるというオチ

裁判もので
最後に大企業側が勝って
なんじゃ、この本
何が言いたかってん
…と思ったものを読んだ記憶もあったが
まさか、台北裁判もこのパターンとは


最終的には
当時未成年だったことが判明したので
それで死刑回避するところまで
こぎつけたが
結局、執行された

その後
アブドゥル・アドルが生年月日を答えている動画が
ネットで拡散

死刑制度反対の側は利用できるかもだが
アブドゥル・アドル、家に帰れると思ったら
いまから死刑執行だったというあの場面は
どうしようもなく辛い

そもそも
佟寳駒ら弁護側の奔走が
本作の大半を占めているのに
この努力を全否定とは


読みにくいと思ってしまったのは
佟寳駒はじめ、人物全部台湾表記で
ルビがふってる事

カタカナではあかんのか?

トン・パオジって

因みにアミ族の仲間は
佟寳駒の「寳」が
日本語では「たから」と読むので
タカラと呼んでいる

時々日本統治の話も出て来る

この悲惨な話を
佟寳駒のユーモラスな人柄で
何とか持ちこたえてる感じがする


真相の章では
上司夫妻を殺してから
2歳の子を殺したのではなく
まず泣き叫ぶ2歳から殺したということが
明らかにされた

アブドゥル・アドルは
心神喪失だったけど
死刑に値したということか?

あれが、本作の
正味のラストに持ってこられた意味が
分からない



読了:令和7年12月10日







小説(読書感想)ランキング
posted by 紫 at 15:08| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 翻訳法廷小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック