2025年12月14日

こわされた少年 D・M・ディヴァイン:著

高校生のイアン・プラットは
家を出た




ネタバレしています
こわされた少年.png




イアン失踪に絡み、
高校や家族などの人間模様が浮き彫りになる

捜査する警部 モーリス・ニコルソンと
イアンの姉 アイリーンの
交互の視点から進み
真相に辿り着く



ニコルソンが
アイリーンに惹かれていくのが妙

こんなに傷を負ったニコルソンが
アイリーンなんかに関心を持つだろうか

アイリーンそのものにたいして魅力なく
イアン失踪についての手がかりを得るために
不良リーダーのジョー・ギャマンズを
たらしこむシーンは
なかなか賢いなと思ったが
それ以外のアイリーンは
環境は気の毒だと思ったけど
大した人に思えなかった

そもそも傍から見てても
アイリーンの婚約者ダグラス・トループが
とんでもないやつで、
美術の才能や繊細な心はわかるけど
結婚は
そんなことでするのと違うはず

ニコルソンが
好意を持ってるのを
アイリーンが感づいているのも
しゃくだし

それだけに
事件が解決して
ニコルソンがアイリーンに結婚を申し込んだりして
がっかりしてしまった

過去の女性をひきずったまま
独り立ちしたアイリーンを思い続けている方が
ニコルソンらしかったのに
エピローグになって
ニコルソンが面白みに欠ける人になってしまった


アイリーンの家族は
イアンも
母のマーガレットも
父のアンガスも
ホンマに魅力のない一家で
気が滅入る

実の子じゃなかったことで
グレてしまったイアンは
マーガレットに反抗的になった

これが過ぎるようになったのはなぜなのかが
描かれてないし
そんなこともあって
頭が良い冷静な生徒だったと書かれていても
説得力ないわー

マーガレットがあんな風にいがんでいたのも
アンガスが結婚を失敗と感じて
元カノ ジャネット・マクドナルドと
不倫を続けていたことで
分からなくはないが

でも、実の娘たちがいるのに
男の子が欲しいとアンガスを責め
養子 イアンばかり贔屓をして

母の立場として
許したくない


アンガスはゴミ

週に1回はジャネットの所に泊まり、
マーガレットにもそれは認めさせ
養子イアンにも、
アイリーンと上の娘にも無関心で
家庭を持つべきじゃなかった男

ジャネットが老けてきたら
ルシア・フィンゲッティの客になり、
ルシアが子ができたと脅したとき
ひき殺してしまった男

イアンにその現場を見られ、
イアンにゆすられ
イアンを殺した

アイリーンに
ルシアとの関係を知られたと思って
アイリーンを殺そうとした

つか、アイリーンは実子やで


イアンの遺体が見つかって
マーガレットの心が壊れた

恐らく
アイリーンが一生めんどうみる

アイリーンは
ダクラスの色々な悪さを知り
やっと目が覚めて
婚約破棄

アンガスは逮捕


実は本著
借りたいリストに入れてて
ようやく借りたもの

なんで、こんな古い時代に書かれた小説
読みたいと思ったのだろう…



読了:令和7年9月18日


D・M・ディヴァイン …ウィキペディア
posted by 紫 at 11:23| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 翻訳推理小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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