クリスマスの出て来る
幽霊短編集
ネタバレしています
〇 クリスマス・ツリー
チャールズ・ディケンズ
味わい深い短編
小説というよりエッセイ
〇 死者の怪談
ジェイムズ・ヘイン・フリスウェル
語る人が死んでいた
つまり幽霊という
少しユーモラス
〇 わが兄の幽霊譚
アメリア・B・エドワーズ
幽霊譚というか
親しい人が亡くなって辛いというか
〇 鋼の鏡、あるいは聖夜の夢
ウィリアム・ウィルシュー・フェン
語り手が帰ってしまって
13人になったというのは
あまり関係なかったのでは?
〇 海岸屋敷のクリスマス・イヴ
イライザ・リン・リントン
見た目や態度が悪そうな人が
悪いっていうのは
何のひねりもないというか…
〇 胡桃邸の幽霊
J・H・リデル夫人
もう少し短くしても
おもしろさは変わらないと思う
長いわあ
〇 メルローズ・スクエア二番地
セオ・ギフト
謎の大半が
解けていると思うが
〇 謎の肖像画
マーク・ラザフォード
肖像の人を
女性にしないで男性にした方が
良かったんじゃないか
語り手が
女性だったから興味持ってたみたいで
内容も薄っぺらくなってしまった
〇 幽霊廃船のクリスマス・イヴ
フランク・クーパー
一番好きな話
暗い
ひとりぼっち
音だけでコワイ
怪談話の
大事な要素てんこ盛り
〇 残酷な冗談
エリザベス・バーゴイン・コーベット
こんなバカッター的なやつら
罰が当たってしまえ
〇 真鍮の十字架
H・B・マリオット・ワトスン
憑りつかれているのに
愛する人の結婚式に乗りこんできた女性
誰が何といってもこれは
間違いなくラブストーリー!
〇 本物と偽物
ルイーザ・ボールドウィン
オチが読めてしまうのが
極めて残念
〇 青い部屋
レティス・ガルブレイス
で、
インキュバスと相続いさかいの接点は
なんなん
読了:令和7年2月25日
[本日発売]
— 東京創元社 (@tokyosogensha) November 30, 2022
『英国クリスマス幽霊譚傑作集』チャールズ・ディケンズ他/夏来健次編訳(創元推理文庫/ホラー)
ヴィクトリア朝の聖夜を彩る幽霊たち。13編中12編本邦初訳で贈る。 #創元推理文庫https://t.co/5tFjF7rxeK pic.twitter.com/yQVKNKdIPR
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