2025年03月17日

英国クリスマス幽霊譚傑作集 夏来健次:編

クリスマスの出て来る
幽霊短編集


ネタバレしています





〇 クリスマス・ツリー

 チャールズ・ディケンズ

  味わい深い短編
  
  小説というよりエッセイ



〇 死者の怪談

 ジェイムズ・ヘイン・フリスウェル

  語る人が死んでいた
  つまり幽霊という

  少しユーモラス



〇 わが兄の幽霊譚

 アメリア・B・エドワーズ

  幽霊譚というか
  親しい人が亡くなって辛いというか



〇 鋼の鏡、あるいは聖夜の夢

 ウィリアム・ウィルシュー・フェン

  語り手が帰ってしまって
  13人になったというのは
  あまり関係なかったのでは?



〇 海岸屋敷のクリスマス・イヴ

 イライザ・リン・リントン

  見た目や態度が悪そうな人が
  悪いっていうのは
  何のひねりもないというか…



〇 胡桃邸の幽霊

 J・H・リデル夫人

  もう少し短くしても
  おもしろさは変わらないと思う

  長いわあ



〇 メルローズ・スクエア二番地

 セオ・ギフト

  謎の大半が
  解けていると思うが



〇 謎の肖像画

 マーク・ラザフォード

  肖像の人を
  女性にしないで男性にした方が
  良かったんじゃないか

  語り手が
  女性だったから興味持ってたみたいで
  内容も薄っぺらくなってしまった



〇 幽霊廃船のクリスマス・イヴ

 フランク・クーパー

  一番好きな話

  暗い
  ひとりぼっち
  音だけでコワイ

  怪談話の
  大事な要素てんこ盛り



〇 残酷な冗談

 エリザベス・バーゴイン・コーベット

  こんなバカッター的なやつら
  罰が当たってしまえ



〇 真鍮の十字架

 H・B・マリオット・ワトスン

  憑りつかれているのに
  愛する人の結婚式に乗りこんできた女性

  誰が何といってもこれは
  間違いなくラブストーリー!



〇 本物と偽物

 ルイーザ・ボールドウィン

  オチが読めてしまうのが
  極めて残念



〇 青い部屋

 レティス・ガルブレイス

 で、
 インキュバスと相続いさかいの接点は
 なんなん





読了:令和7年2月25日




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posted by 紫 at 05:27| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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