セラピストの
ジョディ・ブレットは
こどもは
要らないと思っていた
ネタバレしています
夫 トッド・ギルバートは
欲しがっている様子
物語は
"彼女"の章でジョディ
"彼"の章でトッド主体で
進められる
トッドは
いまでは不動産開発の社長で
ある程度のお金もあり
浮気もチラホラ
親友のディーン・コバックスの
小さかった娘 ナターシャが
学部生になって目のまえに現れたとき
手を出してしまう
ナターシャは妊娠
トッドは
こどもが欲しかった
トッドの
ジョディとナターシャの間でのフラフラ感
対応する相手に合わせすぎて
どちらの女性をも不幸にしている
もっと気になったのは
ジョディが
自分は幸せで完璧なこども時代を過ごし
満足だと考えていたこと
そんな訳ないやろ
気持ちの悪い
"彼女"と"彼"の章の行ったり来たりに加え
やはり
女子大生で世間知らずのくせに
トッドの子を宿したナターシャへの
なにか制裁でもないのかという
妻の立場で読む
わたし自身の思い
少しづつ
真相が明らかになる
ジョディとトッドは
法律上
結婚していなかった
ジョディが学部生時代に
今後セラピストになる参考にと
ジェラード・ハートマンのセラピーを受けるのだが
このときに
ジェラードが
しつこい程 ジョディに
こども時代の兄ダレル、弟ライアンとの関係を聞いてくる
ダレルとは仲が良く
ライアンはかわいかった
ジェラードとのセラピーは
終始 これで進められ
この認識で完了した
だが
実はダレルは
ジョディとライアンに
性的虐待を行っていた
物語最初の方に
ジョディが
やがて殺人者になる
…と出てくる
誰を殺すのか
読みながら
トッドか
ナターシャか
それとも別の人かと
想像した
ジョディが困っているとき
友人 アリスンが来て助けてくれた
アリスンとジョディが
何やら計画を立てる
はっきり出てこないが
最初に殺人者だと出てきたので
誰かを殺す計画だなと分かる
そして実行された
トッドが
撃ち殺された
でもここから
こじれる
逮捕されるのはディーン
ディーンに殺害を依頼された人たちも
逮捕された
ディーンに依頼された人たちは
殺してないと言い張る
そして
ジョディは
アリスンと連絡が取れなくなった
あの殺人者は
アリスンの恋人のレニー
もしくはレニー経由の人で、
ディーンの方ではないやろ
ディーンが
あまりにも迂闊すぎて
逮捕されたけど
多分 今回の実行犯は
ジョディの側
作者はそこは特に描いていないが
いや、読者みんな
ディーンの方かなとは
なってないっしょ
ジョディっしょ
読了:令和6年9月27日
A・S・A・ハリスン …ウィキペディア