2024年10月19日

クリスマスのフロスト R・D・ウィングフィールド:著

ジャック・フロストは
警部



ネタバレしています
クリスマスのフロスト.jpg



冒頭
いきなり撃たれる

話はそして
さかのぼって

フロストは
いろいろな事件を抱える

上司からは
書類整理もできず
期日も会合時間も守れないので
評価が低い

しかし
昔からの警察仲間たちは
フロストを高く買っている

新任刑事のクライブ・バーナードは
フロストを尊敬もできなければ
むしろバカにしていて
そんなフロストの友人刑事たちから
フロストを見習うような言われ方に疑問を持つ

たしかに
トンデモ刑事ではあるが
考えていることや着眼点は鋭く
憎めないフロストに
読み手は愛着が出て来る

また、過去に妻が不治の病にかかり
結果、亡くなったことが
フロストにダメな烙印を押す上司たちも
フロストがああなのはしかたないとみる理由になっている


とにかく
古いヤツから最近のものまで
全部の事件が解決する

けれどもラスト
撃たれて瀕死の重傷のフロストは
回復しないまま物語が終わる

シリーズ化されていることが
ネタバレ

彼はきっと助かる
悪運が強いから
…って書かれていて
もしかしたらフロストは死んでしまうかもという
悲劇は予想しにくいのかなと思った

フロストのセリフは
終始、ユーモアにあふれていて
読んでいて笑ってしまいそうで困った


読了:令和6年9月1日


R・D・ウィングフィールド …ウィキペディア
posted by 紫 at 05:42| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 翻訳サスペンス小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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