1921年
イギリスの静かな田園地域
ネタバレしています
土地の領主 フレッチャー家で
使用人を含めた
惨殺事件が起きた
ジョン・マッデン警部補が
捜査に当たる
真犯人の目的は
そして真犯人は誰か
とにかく
戦争が尾を引く
マッデンも
戦前に妻子を病気で亡くしたが
それより
戦争で酷い傷を顔面に負い、
そちらの方が
彼の今を変えてしまった
真犯人も
戦争中に凄い体験をしている
あちらこちらに
戦争が存在し続けている
邦訳の
夜の闇を待ちながら
とは
真犯人が
ターゲットの様子を連日のように見張る際
家が見渡せる郊外で
じっとしている様子を表していた
ちなみに
原題のRiver of Darknessは
闇を流れる川を表していて
真犯人の心情、環境と
現在に至る道筋全てを表している
フレッチャー家の子供
ソフィー
殺害現場を目撃していた
しかし、一言も話せなくなった
やがてマッデンには心を開き
親戚の家に引き取られる
この子はあまり重要ではなく
この子を診たヘレン・ブラックウェル医師が
やたらクローズアップ
マッデンが惹かれ
ヘレンもマッデンに惹かれ
正直、この2人の関係性
要らん
ヘレンに全く魅力を感じないし
強いてあげたら
真犯人が狙っていたということがわかる
終盤の衝撃のネタだったのかもしれないが
私には
だからナンヤねん程度の話
ヘレン、ホンマ要らんわー
最後はマッデンと結婚して
妊娠して
マッデンが
過去を乗り越えてっていうのが
いいのかもしれないが
どっちかというと
もう顔も忘れかけてきた
最初の妻子より
彼をあんなにしたのは
戦争の体験だし
別に次の人で心がほぐれたとか
あんまり要らないなあ
真犯人が突然
中盤辺りから出て来る
それも、名前ごとオープン
これ、誰?
犯人なん?
と、戸惑った
成長著しい少年は
身持ちの悪い実母に手を出され
その実母を殺害
母親が悪いのだからと
少年を庇って
父親は自首
その後、少年は戦争に行き
死と隣り合わせの経験
戻ってきた少年は
青年となり
母とよく似た面影の女性を
母殺害手口と同じく
喉を書ききって殺すことで
満足を得るようになった
マッデンはしかし
戦死したことになっていた真犯人に辿り着き
新聞に顔写真やらフルネームやら
公開
これを見て
度肝を抜かれる真犯人に笑った
それにしても
戦争はアカン
絶対にアカン
読了:令和6年5月30日
レニー・エアース …ウィキペディア(英語)