2024年02月27日

1922 スティーヴン・キング:著

中編 1922
短編 公正な取引
の2編



ネタバレしています
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1922

1922年の話

1930年に主人公が
当時14歳だった息子に手伝わせて
妻を殺害した告白を
ホテルで書いている

妻が妻の父から相続した土地を
食品の事業所に売ろうとする

ここの工場で
川が汚れるに違いない

農家を続けたい主人公は
毎回、妻と大げんか

息子は主人公と同じ思い

主人公は
妻を殺すしかないと思い
殺害して井戸に投げ込む

中身は全然違うが
ドロレス・クレイボーンを思い出した

主人公が転がり落ちる様は
罪悪感からくるものと片付けたいところだが
途中で妻の遺体が
井戸に巣くっていたネズミの大群に動かされて
主人公の所に来るくだりがある

ここで
居なくなった息子がどうなったのか
妻が主人公に語る

この辺り、
単なる犯罪モノではなく
立派なホラー、不思議な話になっている

それにしても
息子が付き合っていた彼女が妊娠し、
激怒した彼女の両親が
彼女を修道院に追いやって
息子に会わせないなんてしなければ
息子は彼女を連れ出して
銀行強盗して
2人とお腹の子も亡くならずに済んだのに
…とは、読者はみんな思うのでは

作中では
彼女の母が、彼女の父をそう詰って
母が去って行く



公正な取引

末期がんの主人公は
全てを兼ね添え、
かつての自分の彼女を奪ったライバルをいけにえに
不思議な販売員と
命の延長の契約をする

途中でライバルとその家族が
これでもか!と
命を落としたり悲惨な目に遭うのを読んで
ライバル一家が気の毒になった

キングの事だから
ラスト、主人公や主人公の家族に
大きな災いが降りかかるのではと思った

だが
ただひたすら最後まで
ライバルが気の毒なだけで
主人公と家族は
幸せを享受し、
ライバルをざまみろと思っているだけ

なんでこんなオチにしたのかな

ホントにキングの作品ですか?って感じ




読了:令和6年1月26日


スティーヴン・キング …X










posted by 紫 at 05:41| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | スティーヴン・キング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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