2024年01月02日

兎、波を走る 令和5年8月 新歌舞伎座

席は
15列 中央

左前の男性の頭で
下手側が見切れました


「パンドラの鐘」を含んだ
ネタバレをしています
兎、波を走る.jpg




NODA・MAP 第26回公演
兎、波を走る

令和5年8月6日
日曜 13時公演

新歌舞伎座







作・演出(以下、敬称略)

 野田秀樹 …ウィキペディア

役者としても出演

小柄で独特のキャラです





拉致問題⁆

基調は
不思議の国のアリスと
ピーターパン

ですが
野田地図がこの不条理ストーリーを
何に落とし込んでいるのか
見ながら考えていました

8月6日に見たものですから
USAGI=米国
と思って
戦争の話にオチが持っていかれるのかと思いました

前にテレビで見た
野田地図の「パンドラの鐘」も
長崎の原爆に繋がっていきましたが
戦争や核は
何度やってもいいと思います

ところが

アリスは
拉致被害者を表していました

ナンセンス炸裂の前半は
そこそこ客席からも笑いが漏れていましたが
何を描いているかが分かってくるにつれ
もう、誰も笑いませんでした

アリスが
お母さん…お母さん
と泣きながら呼んでいるところは
胸が痛みました

たくさんの拉致被害者が
こんな連れ去られ方をしたと思います

私には
アリスが
横田めぐみさんに見えてしまいました

涙がこぼれました




野田地図⁆

生で観たの
初めてでした

アングラ的な情調も
私好み

鏡が
効果的に使われていました

プロジェクションマッピングを使った演出も
舞台にマッチしていました

拉致問題以外にも
バーチャルやAI等に対する問題点を出していたかな、
これは うがちすぎかな…

プリンシパルも
アンサンブルも
みんな、良かった

カーテンコールでは
いっぱい拍手しました

体がダルくなるほど





これは
なかなか難しい役

最初から最後まで
ストーリーをけん引しつつ
観客をけむに巻く

とにかく
舞台向きの役者だというのがよく分かりました




役者として
何でもこなせるイメージがありましたが
今回の役は
超キーパーソン

それにしても
いつまでも若いですね




多部未華子 …ウィキペディア

見るたびに"顔"が違います

巧い役者です



秋山菜津子 インスタグラム

舞台映えは
今回の役者の中でも一番

自社遊園地で
アリスの舞台が見たい

ということを色々な場面で話したりしてるだけなのに
台詞を言うだけで
注目してしまいました



大鶴佐助 …ウィキペディア 

イカニモな側転ではなく
さりげなくて綺麗

もっと年配かと思ったら
全然、若い役者でした



山崎一
山崎一さんは
立ち位置的に
必要な役でした 

物語をしめるような
スパイスのような感じ



秋山遊楽


石川詩織


織田圭祐


貝ヶ石奈美 インスタグラム


上村聡


白倉裕二


代田正彦


竹本智香子


谷村実紀


間瀬奈都美


松本誠


的場祐太


水口早香

茂手木桜子

森田真和


柳生拓哉


李そじん

 六川裕史


スウィング⁆

菊沢将憲

近藤彩香





大倉孝二

孝二くんも
大活躍してました

背が高いのが
彼の役者の個性として
非常に重要だなと思いました

やはり
孝二くんは舞台で観たい

これからも









最近は楽団が入ってる舞台に行くことが増え、
それらは
音楽に負けないために
マイクは必須です

野田地図、
マイク無しです

全部、ちゃんと聞こえました

後ろの席まで
聞こえる声でという
演劇の基本を思い出しました

最初から最後まで
凄く嬉しかった
posted by 紫 at 05:52| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 大倉孝二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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