エーレンデュル捜査官のシリーズ
ネタバレしています
殺されたのは
タイ出身のスニーの
10歳の次男 エリアス
アイスランドでは
移民に反感をもつ人々も多く
その騒ぎの延長の可能性も
移民に対する
エリアスの学校の教諭らの様々な意見
かなりこれが物語を引っ張っていく
だが
真相はくだらない事だった
筆者は
真犯人の解明より
アイスランドにおける
移民問題を
取り上げたかっただけなのかな
スニーの長男 ニランを
なぜか隠してしまったスニーにも
イライラした
通訳のグドニーも
スニーの味方について
ことを複雑にしてると思ったが
通訳って中立であるべきでは
筆者、
本書で何がしたかったのやら
唯一いいと思ったのは
エーレンデュルのもと指導警官で
瀕死の床についてるマリオン・ブリームの下り
エーレンデュルのシリーズを知らないので
本作だけ見た形にはなるが
2人の間の交流、
どんどん弱っていくマリオンに
まだ頼ってしまうエーレンデュルの様子が
まるで親子のようで
これだけで
素晴らしいスピンオフ作品が書けるやろと思う
真相】
エリアスが下校中に
たまたま遭遇した
いとこ同士の不良少年
ハットルとグスティは
エリアスをからかう程度のつもりで
ナイフで脅した
怖がって抵抗したエリアスに腹を立てて
1人が押さえつけたところを
もう1人がエリアスの腹を刺した
マリオンは亡くなる
葬儀は
エーレンデュルと牧師だけ
そのときに
マリオンとの日々が終了したことを
実感するが
余韻が美しい
読了:令和5年6月6日
アーナルデュル・インドリダソン