WOWOWで視聴
ネタバレしています
昭和38年の同タイトルのリメイク
原作映画とは
生き残った数が違うと聞いていたので
ああ、ほとんど死ぬな
…と分かるネタバレ状態で見た
とにかく
稲垣吾郎ちゃん演じる
明石藩主 松平斉韶が酷すぎる
斉韶なりの
主君と家臣、
夫と妻などへの関係性の考え方があり
それは当時は当たり前だと思うが
だからと言って
成敗の仕方がホラー並みの残虐さでいい筈もなく
島田新左衛門(役所広司)と12人に
落合宿に罠をはられて
自分たち総勢300人くらいの侍たちに
決戦を仕掛けてきたことを
愉しんでいた
やっぱり変な斉韶
気の毒なのは
斉韶の家臣たち
彼らは
斉韶の異常行為に心を痛めていたはず
現に
鬼頭半兵衛(市村正親)は
思う所は別にあるものの
殿の命は従うという
ジレンマを見せたりしていた
斉韶側だというだけで
13人の刺客に300人みんな倒されて
哀れを感じてしまった
それにしても
幾ら罠を周到に仕掛けていたとはいえ
13人は強すぎたやろ
太平の世に
その力を活かすことができず
刺客たちは本望だったかもしれないし
最高の死に場所だと思ったかもしれないが
なんか、勿体なくて残念
いっちゃんの半兵衛は
機転もきき
剣の腕もあるし
魅力的な侍だった
くどいが
ついた主君が斉韶だなんて
半兵衛も
不運極まりなかったなあ
視聴完了:令和5年5月25日
十三人の刺客
市村正親