最後の章から始まり
前にさかのぼることで
衝撃の真相が分かる構造
ネタバレしています
最後に
目次や前書きが来る徹底ぶり
ネタバレを避けてか
翻訳モノの冒頭につきものの
人物紹介のページが
どこにもない
ストーリーは
オクトーバー・リストという
謎の文書を見つける位置にいるガブリエラが
リストを手に入れたいジョセフに
娘 サラを誘拐され
お金とリストを手渡すために
警察に追われたりする中で
知り合ったばかりのダニエルが
ガブリエラを助けて
一緒に行動する
…という
おもしろくもなんともないものだった
が、
ダニエルが
ガブリエラが
実は何者だったかが最初の章に出てきて
つまり最後に明かされたのだが
それで
おおっ!
となった
ガブリエラは
2重3重の騙し人だったな
真相】
警察官の父を持つガブリエラは
実は自身も警官
警察のミスで父が殉職した後
父が裏の男 カルバンコフに依頼されて
殺しを請け負っていたことを知り
警察に対する恨みもあったのかして
その仕事を引き継いだ
ダニエルは
カルバンコフが最も嫌がる種類の人間
ダニエルは
相手を自分の利益のために殺すのだが
標的の傍に家族がいたら
標的同様に家族も拷問にかけ殺す
ガブリエラもダニエルも
職業も偽って知り合う
ダニエルがオクトーバー・リストを欲しがるように
ガブリエラが行動していたのだった
ガブリエラには娘などいない
読了:令和5年4月28日
ジェフリー・ディーヴァー