2023年05月03日

女たちの真実 ローラ・リップマン:著

交通事故を起こした女は
自分が30年前に行方不明になった
ヘザー・ベサニーだと名のった


ネタバレしています
女たちの真実.jpg



ヘザーは当時
まもなく11歳になるはずだった

15歳の姉 サニーと共に
行方が知れなくなった

女は本物のベサニーなのか

今まで何処に居たのか

サニーはどうなったのか

そして
なぜ今になって名乗り出たのか


ベサニーとしての話が入ってくるから
女がベサニーに違いないなと思いながら読まされる

事故を起こしたベサニーの
現在の話と
過去の
ベサニーの父 デイヴや
母 ミリアム目線の話も入ってきて
著者としては
伏線というかヒントにしてたのかもしれない

しかし
私は全く真相が分からなかった

持っていたバッグのことは詳細に話すのに
貯金を持って出たようなところが食い違ったり
ベサニーを見たと言った人のことを
この時には会っていないと答えたり

あれ、ベサニーじゃないのかな、と
不審には思った

真相が分かったのは
母 ミリアムが女に会いに来た時

両親、胸が潰れた思いで生きてきて
特にデイブは
答えが見つからないまま亡くなってるのに
なんじゃこれはと思った




真相】

誘拐ではなかった

サニーは
いつも乗ってるスクールバスの運転手トニー・ダナムと
駆け落ちをするつもりだった

その日、ショッピングモールに
ヘザーがついていくと言い張り
ヘザーを連れてサニーとトニーはモーテルに入った

サニーが出かけて戻ってくると
ヘザーが死んでいた

トニーは何か言い訳を言ったが
ヘザーが死んだことに変わりはなく
トニーの父で警察官のスタンを呼び
ヘザーを埋めた

しかしこのまま家に帰ったら
ヘザーのことでサニーも大変だとスタンに言われ
サニーはトニーと結婚して
そのままダナム家にいるしかなかった

過去の話に出てきた
性的虐待であるかのような話は
嫌ではあったが正式な夫のトニーとの事で
スタンが手を出していたわけではなかった

ゆえに
昼間は学生で
夜は"妻"というのも
悲惨な比喩ではなく
正しい表現だった


読了:令和5年4月6日


ローラ・リップマン





posted by 紫 at 05:46| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 翻訳サスペンス小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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