2022年12月20日

蒼穹の昴(雪組) 令和4年10月 宝塚大劇場

席は
16列下手寄り

通路側に座っていましたが
通路が座席の足元より少し高くなっており
足が気持ち悪くなってしまいました
※同行した娘が2幕で代わってくれました


ネタバレしています
蒼穹の昴.jpg





ぴあ創業50周年記念
ハロウィンスペシャル貸切公演

宝塚歌劇雪組 宝塚大劇場公演
グランド・ミュージカル
蒼穹の昴

令和4(2022)年10月30日
日曜 15時30分 公演

宝塚大劇場

蒼穹の昴



原作(以下、敬称略)
 浅田次郎


脚本・演出
 原田諒


清の時代の中国

時の皇帝 光緒帝に仕え
国のために生きた
梁文秀の物語




専科から6人出ています

しかも
どの生徒もヤバイ

なんでしょう、
それだけ難役が多かったということなのか
作品への力の入れ具合が尋常じゃないということなのか

とても贅沢な舞台になりました




京劇のシーンは
華やか

みんな、稽古したんでしょうね

また、紫禁城の場面も
衣装そのものが美しく
紫禁城で芝居が繰り広げられる全てが
視覚的にもすばらしかった





彩風咲奈

梁文秀

歌詞と曲が
カッコ良くて

さきの歌唱に
酔いしれました

役人の衣装も
似合っていました

ぴあ貸切ということで
公演後に挨拶がありました

なぜかドレスを着用したちびっ子レディが多いなと思ったら
ハロウィンスペシャルで
着てきてくれたかなというエンド・トークに
なるほどと思いました

劇場アナウンスも
子どもの観劇が邪魔にならないようにとか
観劇中に動かないで、しゃべらないでとかあって
こんなこと、いつも言ってたっけ?
と思いましたが
凄かったのは
前の席を蹴らないようにっていうのがあり、
さきの話で
ちびっ子が多いってことかと
腑に落ちたりしました




朝月希和

李玲玲

退団なのに
あまりそういう感じにはなってなかったかな

特に今回は本公演のみで
退団者が目立つピースをいれやすい
ショーやレビューがなかったこともあるのでしょうか

過ごした日々についての
梁文秀のセリフはありましたが
アレくらいでしょうか

蘭寿とむさんが好きで
花組にはよく行きましたが
ひらめちゃんが最初に印象に残ったのは
愛と革命の詩(ネタバレ記事)でした

迫力のある歌に
泣きました

遅咲きのトップ娘役就任でしたが
お披露目公演のCITY HUNTER(ネタバレ記事)
槇村香というお役が
可愛くてユーモラスで、
これからの雪組の前途も明るいなあと感じました

卒業後の人生が
ひらめちゃんにとって素晴らしいものになりますように




朝美絢

李春児

出てきたときは子ども

西太后に仕えて
梁文秀と再会したとき
立派な大人

でも、梁文秀と話していて
子どもっぽいところもあって
かわいかった

京劇のシーン、
圧巻でした




凪七瑠海(専科)

李鴻章

久々にカチャを見ました

こんな重鎮のお役ですよ

専科の貫禄、
たいしたものです




和希そら

順桂

過激派か?
と思ったけど
爆弾をマリと間違えて?取りに行った女の子を
助けるために
身を挺した
実は優しい梁文秀の同期

生きていたら
梁文秀の一生の友になれたかも

そらも
歌うまいなあ




縣千

光緒帝

伯母の西太后が実権を握り
政治力のない皇帝

頑張って色々手を付けますが
急進すぎたのか
ついていけない人々が続出し
結局また西太后に牛耳られてしまいます

光緒帝の浮き沈みが
ミュージカルの形を借りて
短時間で描くのに成功してます

私にはやや難解な
蒼穹の昴の光緒帝の下りが
分かりやすくなりました

悲劇の光緒帝、
アガタは
はまり役に思います




夢白あや

ミセス・チャン

なんと、出番の少ないこと

次期トップ娘役にもかかわらず

蒼穹の昴のポスターに
載ってるにもかかわらず

ファン仲間の中には
新人公演で西太后をやるので
本公演では出演を抑えられたのでは
…と言ってる人もいました

西太后なら仕方ない

でも、あやちゃん
もっと見たかったなあ




京三紗(専科)

白太太 

梁文秀と李春児に予言をし
2人がそれを胸に邁進していった
ある意味キーパーソン

組子たちの誰がやっても
この雰囲気は出せない

流石は専科のいっちゃん




汝鳥伶(専科)

伊藤博文

清のみならず
朝鮮やヨーロッパ等とも広く
そして
色々な職責で活動した伊藤博文

正直、この場面で
伊藤博文が何の肩書で
何をしに清に来たのか
全く分かりません

ただ、登場人物が清の人ばかりの中に
知ってるのが出たーと
小学生のように嬉しかったのみ

Uさんの伊藤博文は
肖像写真そのまんまでした




一樹千尋(専科)

西太后

専科メンバーの中でも
ヒロさんの西太后は
完璧に素晴らしかった

紫禁城の
多くの人が出て来る場面では
真ん中に一応、光緒帝が位置しています

そして
西太后は
上手側にずれて座してはいましたが
強烈なオーラを放っていました

やがては
光緒帝が
たもとを分かつ道を選んだりして
淋しそうでした

光緒帝は
西太后の甥っ子ですしね

人が多い場所では威厳があったけれど
心許せる部下たちの前では
優しさや気の弱さも出ている
普通の人

魅力的な
ヒロさんの西太后でした




夏美よう(専科)

楊喜楨

カッコいい

殺されてしまって残念

つか、私このシーン
ハケようとする梁文秀の横顔を見ていたのですが
銃声がして
慌てて中央の楊喜楨に目をやって
楊喜楨が撃たれたのを
遅れて認識したという

勿体ない見方をしてしまいました



悠真倫(専科)

栄禄

絵に描いたような
悪徳役人

いや、栄禄なりの信念があったのでしょうが
西太后側につき
どっちかというと
西太后の筋の通し方とも違いますし
こちらは梁文秀の目から見ていましたので
どうしても
ナンジャ、コイツ
と思ってしまいました

ユーモラスなマリンの芝居も
楽しかった



奏乃はると

康有為

人の好い
あまり権威感のない
学者でした

専科が多く出てるから
はると組長に
このお役が回ってきたのかもしれません

丁寧な芝居をしてました




千風カレン

徳齢

今作の東京公演大楽で
退団です

ショーがなくて今回は一本物

エトワールという感じは無いのかと思いましたが
のん副組長が務めました

卒業に向けての花道ですね!

CITY HUNTERでは
余命宣告された女優役が印象に残っています

のんは
品のある娘役でした

卒業後の人生が
幸多いものとなりますように




透真かずき

李蓮英

西太后付き宦官の1人で
あんまり性格のいい人ではない描かれ方

ヤなヤツ栄禄のグループなので
どうしてもそうなりますか

リーシャの
ヤなヤツをにじみ出す感じが
良かった




真那春人

袁世凱

梁文秀が仲間になってくれと話をつけるも
話にならない袁世凱

梁文秀と対立する人たちは
保身第一が多いけれど
袁世凱もそんな感じ

梁文秀と言い争うというより
なんか、
会話になってない感じの
あのシーン好きです




久城あす

岡圭之介

日本人記者で
梁文秀に好意的

協力したり手伝ったりして
かなり印象に残る日本人

梁文秀目線の観客みんな、
岡圭之介には感謝してるで~




杏野このみ

西太后付き女官




愛すみれ

西太后付き女官




桜路薫

常蓮忠




天月翼

安徳海

目をつぶされ
紫禁城を追い出された
胡弓弾きの高齢者

以前は能力も高く
人の上に立つような官職だったろうに
今はしがない胡弓弾き

安徳海の住む富貴寺には
同じように
元紫禁城にいた人たちが多数います

富貴寺に響く
哀しくも美しい音色が
心にしみます




白峰ゆり

西太后付き女官




妃華ゆきの

西太后付き女官




沙羅アンナ

瑾妃




叶ゆうり

醇親王

柴五郎




諏訪さき

譚嗣同

康有為の弟子の中でも
眼鏡をかけていて
なにかしら目を引く存在でした

李玲玲との
淡い恋の始まり

2人の中が深まっていったのに
譚嗣同は処刑されてしまいます

舞台の中で
多くの登場人物が亡くなる中
譚嗣同は感情移入しやすい
好感の持てるお役だったので
死んでしまった時は
辛くてたまりませんでした




野々花ひまり

隆裕
  



希良々うみ

西太后付き女官




羽織夕夏

容齢

さき・きわのデュットダンス時の
影ソロ

過去、エトワールを務めたこともある
歌うま娘役 

多くの人の耳を楽しませてくれた
ハオリン

卒業後の人生が
楽しみであふれたものとなりますように




眞ノ宮るい

黒牡丹

李春児の京劇の師匠ですから
巧くないといけないし、
眼帯みたいのをしてますので
コレで踊ったり芝居したり
大変です

体を壊していて
京劇の最中に亡くなってしまうという
舞台人なら本望なお役かもしれません

出番は少ないですが
カッコいい

京劇のシーンも
素晴らしかった




星加梨杏

趙掌案的

西太后のお気に入りの黒牡丹がいなくて
西太后が不機嫌になってしまったけれど
なかなかどうして、
かりあんの舞も良かった

初めて出て来る京劇シーンが
趙掌案的の演技と舞

黒牡丹と李春児の前に、です

初生京劇ですから
おーーすばらしいーーと
ずっと感動していました

京劇が良かったと
人に言うとき
私はかりあんが頭に浮かんでいます




日和春磨

恭親王




琴羽りり

西太后付き女官

休演していたのですが
この回では復帰していました

コロナもですが
気をつけていても
体調不良は
長丁場だと出てしまうこともあります

りりが戻ってこられて
よかった



麻斗海伶

崔玉貴

李蓮英の部下の宦官なので
あまりいいグループ側にいない

あっさん、背が高いから
カッコいいんですけれども




一禾あお

王逸

梁文秀の科挙の同期で
序盤は順桂と同期トリオの場面もあります

主人公の梁文秀と
そら演じる順桂ですから
あまり前に出るお役ではありませんが
さき、そらとの学年差を感じさせない
見事な王逸でした




咲城けい

鎮国公載沢

さんちゃん、組替えしてたの忘れていて
見て
びっくりしました

西洋かぶれで
衣装も洋モノを着ており
出て来ると楽しいお役でした




真友月れあ

周麻子

紫禁城から富貴寺に移り住んでいる
料理の達人

御飯ができたよー
と呼びかけたらみんな集まってくる的なシーンもあって
ある意味、富貴寺の大事な人だなと思いました




稀羽りんと

金八




聖海由侑

蘭琴




壮海はるま

トーマス・バートン

記者なので
岡とニコイチな出番が多かったですね

遠目で岡が分からなかったときも
トーマスがいるので
ああ、外国人記者コンビ
ってわかりました




音彩唯

珍妃




紀城ゆりや

林旭




華世京

劉光第




有栖妃華




涼花美雨




花束ゆめ

ファンの間でも
ブーケちゃんの評価は高かった

卒業公演なのにお役が付いてない事を
嘆く声も聞こえました

歌うまで
お顔立ちも良くて

トップ娘役になってもおかしくないと思っていたので
早い卒業だったなあ
…と思いました

CITY HUNTERでは
スケバン刑事みたいに
ヨーヨー使っていたのを覚えてます

卒業後に歩く人生が
ブーケちゃんにとって
幸せなものとなりますように




愛羽あやね

莉奈くるみ

紗蘭令愛

天咲礼愛

千早真央

愛陽みち

蒼波黎也

絢斗しおん

麻花すわん

菜乃葉みと

風雅奏

和奏樹

琴峰紗あら

愛空みなみ

海咲圭

希翠那音

美影くらら

月瀬陽

霧乃あさと

華純沙那

夢翔みわ

天音ことは

夢陽まり

藤影ゆら

彩名美希

白綺華

瑞季せれな

風立にき

絢月晴斗

妃奈環

瞳月りく

乙瀬千晴

小乃美ゆき

苑利香輝

紗香にいな

水月胡蝶

星沢ありさ

榊歩

琴華ひまわり

清羽美伶

千乃新









規制退場でも
急いでる人もいたり
意味が分からず帰る人もいたり
トイレに行きたい人もいるでしょうし

しかし、特に大劇場は
場所的なこともあってか
毎回
それも前方席の人々が
殆ど帰ってしまいますね

大劇場に関しては
規制退場、自主的でいいのでは

遅れて出て行ってもいい人は
そのまま席に残り
そうでない人々は
通常退場させたらいいのでは

なんか、意味ないなあ
…と思いながら着席してました
posted by 紫 at 05:35| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 宝塚歌劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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