2023年02月06日

読書セラピスト ファビオ・スタッシ:著

ヴィンチェ・コルソは
読書セラピストを開業した



ネタバレしています
読書セラピスト.jpg




しかし
来る人たち皆
セラピーがかみ合わない

その頃
その建物に住まう女性が
失踪

同居の夫が疑われている

ヴィンチェは
この女性が残した読書リストをもとに
行方を突き止めていく



読書セラピーに興味があった

でも
ヴィンチェは名セラピストとはいいがたく
本が好きで
本に詳しくて
本オタクなだけだなと

読書会などだと
ヴィンチェも重宝されるのでは

現に
出て来る小説どれも
ヴィンチェの話が巧くて
読みたくなった


失踪した女性と同居の夫は
実際の夫婦ではなかった

女性は
当時の彼の妻に成りすまして生きてきた

そして彼の元を去った

女性は
ヴィンチェが読書セラピストだと知って
わざと読書メモを残して
謎解きをさせた

ヴィンチェは見事に彼女の場所に行きついた

たた、
読書メモの下り、コジツケに思ったなあ

ミステリーだと思ったが
そう思って読むと腹が立つかも

読書が好きな人にはお勧めだし
大きな動きのない
静かな文学的な内容は良かった

それにしても
各章の
フォントを変えて書かれていた文章は
何かの歌詞だろうか、
何だったのかな


読了:令和4年10月19日


ファビオ・スタッシ
posted by 紫 at 05:33| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 翻訳小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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