<羽ペン>倶楽部とは
アマチュア含む文筆家のサークル
ネタバレしています
倶楽部を外れていた嫌われ者の
マーガリート・イングリッシュが戻ってきた
週末を倶楽部の皆で過ごそうとしていたが
そこにマーガリートも参加
そして
マーガリートが郊外宿泊中に殺害された
倶楽部メンバーが犯人なのか
1940年の小説だけれど
新訳されたため
ヒロイン キャサリン・パイパー(愛称:ピーター)の一人称が
軽いノリ
コージー的な雰囲気が否めない
倶楽部内でもピーターと仲のいい
ジュディス・ノートンが
マーガリート殺害直後に色々目撃するも
ジュディスの人柄に共感を覚えるのが難しく
読者をミスリードするためのジュディスの発言が
めんどくさくて仕方なかった
真相】
2年前
マーガリートの嘘のせいで不治の病と思いこんだ
メンバーのティム・ケントが自死
それを非難した
マーガリートの夫 ハリー・イングリッシュ医師
マーガリートは
頭がすっきりするからとカフェインを常用し
郊外宿泊にも箱ごと持って来ていた
また、メンバーの悪口を日記に書いていて
それも持って来ていた
夫に腹を立て
こっそり夫のコーヒーに
箱の全部ぶちまけた
飲んだ夫 イングリッシュ医師は味で分かり
妻を問いただすことなく
自分のコーヒーをポットに戻した
妻がまたコーヒーを飲むと思ってなかったのに
そして
飲むとしたら自分が傍にいるから大丈夫と思ったのに
けが人が出る事故が発生したため
イングリッシュ医師は夜遅く出かける羽目に
その間に
マーガリートが飲んでしまった
飲んでみんなの前に現れたマーガリートは
気分が悪いと言い、
部屋に戻った
自分の死を悟ったマーガリートは
死ぬ前に
隠していた日記を取りに行って
こと切れた
マーガリートの遺体を
ベッドの上に載せたのは
ティムの親友ウォレン・デーン
ジュディスは
マーガリートの遺体に屈むウォレンを見て
彼が犯人だと思い、
かばいだてのオンパレード
なので
マーガリートは事故死
警察がきて
イングリッシュ医師が部屋を使えなくなり
日曜学校校長のセオフィラス・シムズと相部屋となる
そこで
悪口日記のことを医師がシムズに聞いた
その後シムズは日記を発見、
それを知ったイングリッシュ医師が返却を懇願、
拒んだシムズ
シムズは
日記をピーターに見せたと
イングリッシュ医師に言った
実際
ピーターに見せるに至らなかったが
見せたと思ったイングリッシュ医師が
シムズに再度返却を要請
お金を払うとか脅すとか迄した
イングリッシュ医師
シムズに
貴方がマーガリートを殺したのでしょうと言われ
カッとなって どついたら
フラフラしたシムズがこけて
頭を打って死んだ
読了:令和4年9月20日
アメリア・レイノルズ・ロング