2023年01月12日

鎌倉殿の13人(第34~45回) 柿澤勇人 出演ドラマ

令和4(2022)年

カッキー出演
9月4日(第34回) ~ 11月27日(第45回)
日曜

NHK
BSプレミアム・4K
 18時~18時45分
総合
 20時~20時45分

鎌倉殿の13人
1月9日~12月18日


ネタバレしています
鎌倉殿の13人.jpg



源実朝】

源頼朝(大泉洋)と政子(小池栄子)の次男

子役の嶺岸煌桜くんが3代鎌倉殿に就任し
34回からカッキーが
成長著しく登場

弓矢や武道は苦手

また、魚の小骨も
顔をゆがめるほど苦手

幼い頃から
非道なことを避けて育てられたため
世間知らずで
周りの言う通り動くことに疑問も持たず
自分にできるかな…と不安も持っていた鎌倉殿

しかし
祖父 北条時政(坂東彌十郎)に促されるままに
畠山重忠(中川大志)追討の下文を出して
死に追いやったこと、
叔父 北条義時(小栗旬)
和田義盛(横田栄司)騙し討ちに
利用されたことなどから
今後は
後鳥羽上皇(尾上松也)に相談していく姿勢をしめします

鎌倉殿の13人での実朝は
女性を愛することができない性嗜好の持ち主でした

千代(加藤小夏)との婚姻が決まってから
ずっと悩み続けた実朝

実朝が思いを寄せていたのは
小四郎(=義時)の嫡男 泰時(坂口健太郎)

太郎(=泰時)に恋歌を送り
返歌を求めるも
太郎はこれは恋の歌でしたと
間違いを指摘、
実朝も間違えたと言って
別の歌を太郎に渡します
 渡したこの歌は
 砕け散った実朝の心を詠っている解釈で
 使われました

太郎への思いは断ち切りましたが
小四郎にモノ申せるのは太郎しかおらず、
太郎に信頼を寄せる実朝

千代には
自分はそういう気分にならないと打ち明け、
よく話してくださったと千代も受け入れました

船を作って大陸に渡ろうとした時も
太郎と千代を連れて行くつもりでした

太郎と千代には
恋愛感情を越えた
絆を感じていた実朝

そして
実朝の死

兄 頼家(金子大地)が急な病ではなく
北条に命を奪われたと知り
ショックを受けた実朝は
頼家の子 公卿(寛一郎)
泣きながら謝罪

源氏の手に実権を取り戻す悲願を
公卿に語り
分かってくれたと思いこんだ実朝

鶴岡八幡宮に右大臣昇任の拝賀をおこなった帰り
大石段を下りているときでした

公卿が列に向かって飛び出し
小四郎だと思って源仲章(生田斗真)を斬りました

次に矛先が向けられた実朝は
天命に逆らわず
太郎に言われて持っていた
短刀を捨てました

公卿にうなずき
刃を受け入れます

満26歳

早すぎる死ですが
多くの人の死を扱ってきた
鎌倉殿の13人の中でも
もっとも
静かで穏やかな死でした



鎌倉殿の13人】

印象的なシーンも多く
好きな登場人物も多く

北条家の全員、
頼朝とその弟たち
みんな大好きです

御家人たちが誅殺されていったときは
毎回辛くて

執権に就任してからの
黒い衣装の小四郎が一番好きです

さらに
実朝が暗殺されることを分かったうえで
付き従うために正装を着用していた小四郎は
企みを含んでいて
魅力的でした

小栗旬くんは
3日ほど食事制限をかまして
ラストシーンに臨んだと言っていましたが
小四郎が
白い病衣を着てやつれているさまは
本当にちっさくて
小柄で力のない私でも
抱き上げられそうに見えました

小四郎が
生きている限り逃れることができない苦しみを
政子が断ち切ったラスト

愛と呼ぶにはあまりにも
暗く深い業で繋がった姉弟

私たちが1年間かけて追ってきた
結末が
これだったのですね 




柿澤勇人】

三谷幸喜さんが
令和4年の大河を書くと聞いてから
元々見る予定でした

とはいえ
三谷さんお気に入りのカッキーですし
内容的に
カッキーのできる役がいっぱいですので
きっと出演はあるのだろうなとも思っていました

公表されてびっくり

実朝だなんて!

そして何より
期待以上の実朝でした

鎌倉殿に就任直後のカッキーの実朝は
忠臣蔵の恋で演じた
セリフの全くない
吉良上野介の息子 上杉綱憲に
雰囲気が似てるかなと思いました

鎌倉で一番偉い人なのに
意見を通すのも一苦労

子をもうけない件では
理由が分からない人たちから
なんのかんの言われるし

上皇さまの真意、
小四郎はじめ鎌倉の連中の思惑等々
悪意や裏を読み取るのが下手

そんな人々に翻弄され
駆け足で時代を過ぎていきましたが
和歌を詠む美しい声や
他者を思いやる優しい姿などに彩られて
ゆったりと
実朝を見せてもらった気がします

以前は
代表作という言い方を嫌がっていたカッキーですが
鎌倉殿の13人
代表作と呼びたいなあ

羽林、どうですか



柿澤勇人
posted by 紫 at 05:53| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 柿澤勇人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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