席は16列中央
見切れは
ありません
でも
舞台の遠さは感じました
ネタバレしています
ブラッド・ブラザーズ…ツイッター
脚本・作詞・作曲(以下、敬称略)
ウィリー・ラッセル…ツイッター
演出
吉田鋼太郎…ウィキペディア
やたらカーテンコールで
オウッ!と声を出している男性がいました
このご時世どないやねんと思ってたら
鋼太郎さんでした
ストレートプレイでは
大楽時に演出家がカテコに登場しますが
ミュージカルでは私、初でした、
演出家をカテコで拝んだのは
カテコ時のキャストたちが
鋼太郎さんを舞台に呼ぼうとして
最後列らへんを探している仕草を見て、
あんだけ鋼太郎さんのブラボッてる声がしていたのに
キャストたちは分からなかったんだなと
笑ってしまいました
手前味噌になりますが素晴らしい舞台でと
カテコで鋼太郎さん、
舞台の出来にとても感激してはりました
翻訳・訳詞
伊藤美代子
この前日に観に行ったネタバレ
↓
ウエンツ瑛士…ウィキペディア
エドワード
ミッキーとリンダと3人で
ピストルの的を撃つシーン
前日は確か
ミッキーに当てまくって
エディが怒られていましたが
今回は
リンダをわざと撃っていました
この場面は毎回アドリブだったのかな
リンダが激怒して
怖すぎて
ミッキーが恐れをなし、
もうピストル撃ちたくないと泣き言をいって
次のセリフを3人とも言えなくなったりして
笑いが起こりました
大楽なので
演出の鋼太郎さんが好きにしていいと言ったらしく
全体的にアドリブの応酬でしたが
瑛ちゃんは動じることなく
きちんと芝居をしていました
ただ、
ティーンのエディが
ミッキーとピンク映画を観に行くシーンで
堀内敬子ちゃんがアドリブをバンバンかましてきたあの時だけは
はけ際に
今日のママは好きじゃないと言っていました
エディって
ジョンストンさんのことママとは呼びません、
実の母だとこのとき知りませんから
瑛ちゃんが
敬子ちゃんのアドリブに
ちょっと動揺したかな?
鈴木壮麻…ツイッター
ライオンズ氏
エディが
ミッキーやリンダとゴンタして
警官に家まで連れ帰られます
ライオンズ氏が警官に
お酒のボトルを渡す場面
前日は1本でしたが
今回、2本渡していました
一路真輝…ウィキペディア
ライオンズ夫人
この前日
ライオンズ夫人は
私にとってはホラーでした
先の展開が分かって見た今回、
恐怖の部分は薄れてしまい
個人的には残念
ですが
彼女が登場すると
劇伴が不安感満載でした
ああ、ライオンズ夫人だけ
テーマ曲があるんだなと思いました
10代のミッキーとエディがピンク映画を見に行くところの
アドリブは
演出家の鋼太郎さんに
いくらでも長くなっていいからねと言われたと
母ちゃん、言ってました
観客、大うけ
柿澤勇人…ツイッター
ミッキー
初めてエディの邸に来たとき
ソファに土足で上がるのは同じでしたが
ここでいきなりお尻を出しました
エディのママは
あなたー-、あなたーー-!と
目を手の平でふさいで
困っていました
カッキーの下半身丸出しに
イチロとしてドギマギしてるのかもしれませんが
エディのママなら
こんな仕草しますね、
衝撃のアドリブにも即座に対応のイチロ!
また、
7歳のミッキーが舞台から飛び降りて
怒られる怒られる…と言って
また身軽にイタ上にのぼりました
愛知公演を見た人から
客席降りがあったと教えられましたが
大阪はこの前日もこの大楽もありませんでしたので
カッキー、好きにしていいと鋼太郎さんから言われたのでしょうし
プチサービスしてくれましたね
このシーンから客席があったまって
以降の展開、笑いが起きやすくなりました
ピンク映画を見に行く例のアドリブの下りも
ドラマシティの近所に大阪四季劇場があるので
猫がいっぱいの映画をみるとエディが言いました
四季の話題になったので
ミッキーが
母ちゃん得意じゃんかと振ると
観客が大拍手
オペラ座の怪人らしき話題になると
母ちゃんがミッキーに
歌ってみな
オペラ座の怪人の一節
おそれーはしなーいわーと歌うカッキーを
楽しめました
ところで
本来ミッキーがお尻を出す場面は1ヶ所だけ
近所の家に向かって
立ちションするていでのミッキーなのですが
その本来のお尻シーンで
なかなかお尻が出ず、
カッキー難儀してたようです
授業のシーンでは
クラスメート(岡田誠)が
ハイ、先生!を連発するのは前日と同じでしたが
先生(伊礼彼方)がそこに食いつき
岡田くんが引っ込みがつかなくなり
イノシシをモチーフにしたギャグを繰り出しました
ミッキーも伊礼彼方先生に
聞いてなかっただろと言われるのは同じですが
イノシシッ!と返して
岡田くんのネタで天丼かまして
笑いを取ってました
この前日は
ラストのミッキーの亡骸が見切れました
そのせいで、本作自体をナンジャコリャ!という感想を
持つに至りました
今回、見切れることなく
ミッキーの遺体をくまなく見ることができました
ですが…
やっぱり
ナンジャコリャ!以外の感想が出ません
撃たれる前のミッキーは
銃をしっかりエディに向けています
母ちゃんに
コイツじゃなく俺を
金持ちに渡してくれてたら良かったのにと言います
ミッキーにとってのエディは
大親友だったはず
青春時代も共に過ごした
大切な盟友
それがここにきて
怨恨しか残らないとは
母に対する恨み
恵まれた環境に育ち
議員になってるエディへの嫉妬
リンダがエディになびいた情けなさ
それは
職を失った直後のクリスマスに
帰ってきたエディを見た
あの瞬間に端を発し
そのあと
強盗殺人、収監
感情障害と思われる疾病の発症と薬依存
二度と
朗らかで家族や友達思いだったミッキーに
戻れませんでした
自分自身のすべてを憎んだ状態で
その生涯を終えたミッキー
世の中は不公平
人生はままならない
そういった現実を
演劇は突きつけてきてもいいと思います
しかし
本作でそんな感想を持つだけでいいのでしょうか?
いっそのこと
実の兄弟だったと聞かされたミッキーが
驚いた拍子にエディを撃ってしまって
自分も撃たれた方が
皮肉で
辛くて
そしてちょっぴり
エディとの強い絆を感じさせる気がします