2022年09月29日

終身刑の女 レイチェル・クシュナー:著

原題にもなってる
マーズ・ルームとは
ロミー・ホールがストリッパーで働いていたクラブ


ネタバレしています
終身刑の女.jpg




ロミーはシングルマザーで
息子ジャクソンを独りで育てていた

マーズ・ルームの常連だった
カート・ケネディ

カート・ケネディは
やがてロミーのストーカーになってしまう

ロミーは
ジャクソンと転居するも
数か月して
追いかけてきたカート・ケネディ

ロミーはカート・ケネディを殺害

今では
終身刑の身

後ろ表紙に
"息子に会うため脱獄を企てる"とあり
脱獄企てるだけ?
実際に脱獄するの?
と、ずっと思いながら読み続ける羽目になり
ある意味、ネタバレの裏表紙を恨んだ

所々
ロミー以外の人の一人称の部分もあり、
それが終盤に繋がってくる

エピソード1つずつは
えぐい出来事が多いが、
淡々とした筆致で
まるで文学作品のような
静かで穏やかな雰囲気が漂う

それにしても
一生、刑務所から出られないって
どんな感じなんだろうなと
何度も思わずにいられなかった


読了:令和4年4月16日



レイチェル・クシュナー…ウィキペディア(英語)


posted by 紫 at 05:38| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 翻訳小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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