筆者ダイアンは
チャールズ・マンソンのファミリーの最年少メンバーだった
ネタバレしています
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当時のヒッピー文化にどっぷり漬かった両親の影響で
家族という繋がりが欲しかった14歳のダイアンは
既に多くの女の子のいるファミリーに参加する
ダイアンがチャーリーに心酔していく様子、
チャーリーが人の子マンソンと名乗る所や
やがてチャーリーのいう事を聞かないなどど
チャーリーから疎まれていく過程、
そのためファミリーが犯した殺戮から外されていて
何があったか終わってから知ったりしたことなど
非常に赤裸々に描かれている
事件から50年経っているにも関わらず
情景や、自分の心理状態など
詳しく書かれている
ダイアンは
片時も忘れることがなかったのではないかと推察される
ファミリーを題材にしたエマ・クラインのフィクション
「ザ・ガールズ(ネタバレ記事)」を読んではいたが
ダイアンの手記は
創作をはるかに超え
チャーリーの愚かさ、間抜けさ、
そして魅力と凄さや
女の子たちのそれぞれの個性が
ズシンとこちらに入り込んできてしまう
読み終わって
逮捕された女の子たちはどうなってるのか
調べてしまった
犠牲者とその家族に
思いを馳せて書いたダイアン
改めて、ファミリーに惨殺された人々に
黙とうをささげたい
読了:令和4年3月26日
チャールズ・マンソン