2022年07月05日

小川の辺 勝地涼 出演映画

WOWOWで視聴


ネタバレしています
小川の辺.jpg



主人公(東山紀之)の母親役の
松原智恵子の美しさ

この母はこの時代の女性に珍しく
夫である主人公の父(藤竜也)に結構グチグチ言う人だな


上意で脱藩者(片岡愛之助)を討伐するのに
主人公と奉公人の新蔵(勝地涼)だけって

それも
新蔵が行きたいって主人公に願い出て同行したので
当初は1人だけ

このランクの処罰は
この程度っていう感じだったのかな


主人公には武道に秀でる妹(菊地凛子)がいて
彼女が嫁いだのが
主人公の親友でもある脱藩者

つまり主人公は
上意とは言え
盟友を斬り、
恐らく手向かってくるだろう妹も斬るという
気の重い運びだが
今作は終始、穏やかに描いている


主人公と妹は
幼い頃から新蔵と仲が良く、
長じて身分をわきまえた新蔵は
主人公を若旦那さまと呼び
妹には恋心を抱き
今もなんとか妹の方だけでも救えないかと
同行を願い出た様子がいじらしい

妹の方も祝言前日に
私が嫁いだら寂しくなるかと新蔵に聞き、
一線を越えようとして新蔵を困らせ
寂しゅうございますとの新蔵の返答を聞いて
嬉しそうにしているさまを見ていると
刺激的な現代において
微笑ましいやら
痛ましいやら

原作は藤沢周平の短編らしいが
主人公の葛藤を描くという話かと思ったけれど
ラストは
主人公が盟友と戦って
盟友も立派に果て、
未亡人になった妹と新蔵に一緒になれと
主人公が言うオチで、
どっちかというと
新蔵ラブストーリーだったような気がする

勝地くんは
髷がよく似合ってた


追手2人がひたすら
峠やら山道やら街道やらを歩行する映像が流れ
人々とすれ違う程度の出会いストーリーが挟まり
自然も美しいし
なんでもない場面の安らかさに癒された

エンドロールも
優しい音楽と
自然の風景写真が流れて
余韻も味わえた


視聴完了:令和4年2月6日



勝地涼
posted by 紫 at 05:33| 大阪 ☀| Comment(0) | 勝地涼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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