2022年04月15日

ウォッチメイカー 上巻 ジェフリー・ディーヴアー

殺人者ウォッチメイカーは
もう直ぐに本名がジェラルド・ダンカンと読者に明らかになる


ネタバレしています
ウォッチメイカー.jpg
Photo by Guzmán Barquín on Unsplash



そこは問題ではないらしい

ダンカンが被害者を選ぶのも
無作為ではないというのが分かってきて
その理由を
相方 性犯罪者のヴィンセントに伝えているが
読者には明かされず

そして
捜査にあたっているサックス刑事が
並行して進めているのが
会計士クリーリーの自殺の謎

クリーリーの方も
行けば行くほど迷宮に迷い込むようで
これが恐らくだけど
ウォッチメイカーの事件に関わるよなとは思う

ウォッチメイカー事件の協力を依頼された
キネシクスの専門家 ダンス刑事

彼女の取り調べのシーンは
圧巻で
この人だけで
本が1冊出来上がると思う

これが
科学捜査の権威 ライムと
ヴァーサスになってるのがおもしろい

ライムは四肢麻痺になってしまい
ダンスは夫を亡くしたという
2人とも壮絶な経験をしているのも印象的

ヴィンセントは
心の中でダンカンに友情を感じ始めていて
なんとなくダンカンもそんな感じになっていて
2人とも人の尊厳、命を何と考えてるのかという奴らだが
この不器用な友情物語も
この先どうなるのか少し興味がある

下巻が楽しみ



読了:令和3年11月10日


ジェフリー・ディーヴァー



posted by 紫 at 05:14| 大阪 ☁| Comment(0) | 翻訳サスペンス小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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