WOWOWで視聴
ネタバレしています
実在するジョアン・カルロス・マルティンスの物語
子供の頃から
ピアノの才能のある
ジョアン(子役:ダヴィ・カンポロンゴ)
若いころ(若年:ロドリゴ・パンドルフ)から
素晴らしい技巧で
聴衆を魅了し続けるが
女性にはだらしがない
子役のダヴィもだが
若年のロドリゴなど
ハノンを超高速で演奏したり
ステージで弾いたり
音は吹き替えだが
彼らの弾いてる姿にウソはなかった
ジョアンは
右手がダメになって
また弾けるようになって
暴漢に襲われて
両手もダメになって
アルコールにもおぼれて
ステージで
鍵盤がみるみる吐血(鼻血にも見えたが)で汚れるシーンは
はじめ指から血が出たのかと思って
私も手が痛くなってしまった
結局、演奏家は引退、
興行主になったが
左手だけで復活、
でも
病気を発症して弾けなくなって
最後のステージで
演奏し終わって
まだ、ステージ上なのに
ピアノの蓋を閉めてしまい
そのまま突っ伏して
起き上がって
観客に挨拶もなく退場するシーンも
胸に迫るものがあった
そして
なんと
指揮者になる
これが全て実話
壮年期のジョアンを演じる
アレクサンドロ・ネロが
とても魅力的
若い時の角が取れているというか
苦労を肥やしにしたというか
そう言う感じで良かった
ラスト、
ご本人登場で
残りの動く指で
ステージ上で弾くシーンは感動
エンドクレジットでは
若い演奏家のために色々尽力してる説明があったり
誰しも山あり谷ありの人生だが
溢れる才能があっただけに
山も谷も
大きな落差があったジョアン
BGMがわりの部分も含め
ピアノは
全て本人の演奏の録音が使われていて
すばらしかった
視聴完了:令和3年11月4日
ジョアン・カルロス・マルティンス
WOWOW映画