NHK
ドラマ10
令和3年10月15日~12月24日
毎週 金曜 22:00
ネタバレしています
河西陽樹】
Indigo AREAがメジャーになったときに
ボーカルで加入
キーボード担当のキム・ジュニ(シム・ウンギョン)と
恋愛関係になり
2人がバンドのウリにもなっていきました
ジュニの
超絶技巧
自己都合で方向違いの愛情
陽樹は
ジュニから離れたいと考え始めます
そんなころハリウッドで活躍する
女優 緋山恵(SUMIRE)と知り合います
緋山恵が所属する事務所の
社長 津田尚史(山路和弘)に引き抜き話を裏で持ちかけられ
インディゴのワールドデビューともいえる
動画配信中に
いきなり脱退宣言をしてしまいました
ネットも騒然、
なにより
インディゴのメンバーも所属事務所もジュニも
聞き及んでいませんでした
そして
ジュニにひどい言葉を投げて
待っていた緋山恵と
スタジオを去って行ってしまいました
この日の陽樹の様子は
ジュニのフラッシュバックとして
ドラマ中に何度も流れました
自分勝手な
人の心も思いやれない
嫌なヤツにうつります
しかし
ジュニ含め、他のメンバーたちは
学部時代からのバンドなので仲が良く
陽樹は
溶け込めなさも感じたのでは
ジュニに対して劣等意識を持ち、
プライドの高さゆえに
周囲に自分のコンプレックスを言い出せなかった陽樹
緋山恵は
17歳で単身ハリウッドに行って
今の地位を築いた女性
緋山恵の一言ひとことが
陽樹にはこたえます
また、
捨ててきたつもりのインディゴでしたが
その後の動向も内心、気にしていました
津田さんのインディゴつぶしに、
興味がないという態度をとりつつ
いちいち軽く動揺したりしてました
ジュニのピアノが
追いかけて来るように感じ続け
ジュニやインディゴにした自分の仕打ちを思っては
心をさいなまれ続け
そんな陽樹に緋山恵は
繊細など
この世界ではナンの自慢にもならない
と、言い放ちます
そして
緋山恵はハリウッドの仕事が入ったのを機に
陽樹のもとを去って行ってしまいます
ジュニ目線で
繰り返し
とんでもない陽樹が映り続ける反面、
どんどん堕ちていく陽樹の苦悩も
綴られていきます
しかし
陽樹は気づきます
自分の歌を
聴いてくれる人がいること
スランプを脱した陽樹に
津田さんも
繊細で傲慢
という評価を口にします
彼の人となりと音楽を
誰よりも分かっていた津田さんでした
ラストは
ジュニにも再会
またね
じゃなく
さようなら
と言って
さわやかに別れる2人でした
群青領域】
ジュニの心の奥の
侵されたくない場所
それは、まるで
深海のようなイメージ
タイトルの由来でしょう
放送が終わって
ずいぶん経ってから
インディゴって何かと調べてみました
ジーンズなどの染料でした
つまり
インディゴ・エリアは
群青領域
インディゴのメンバーそれぞれが
キャラ立ちしていて
1人ずつ
スピンオフができるのではないかと
思えるほどでしたね
子供が生まれるリーダーのヤナ(田中俊介)
津田さんに陽樹のスタッフにと声をかけられて
インディゴが休止してお金がいるのかとみられていたことに
愕然とする
ジュニを思うタクマ(落合モトキ)
ジュニを思うタクマ(落合モトキ)
レイジ(細田善彦)がゲイで
自分に恋心を抱いていたと知って
愕然とする
ゲイのレイジ
叶わぬタクマへの思いを
自分を慕う火野裕介(井上祐貴)と同棲して紛らし
裕介を傷つけてしまった自分に
愕然とする
どん底に落とされて
ドラマ終わりで復活するのは
ジュニ、陽樹だけでなく
インディゴのメンバーたちも
そして
ジュニが
陽樹ショックから逃げて
たどり着いた
"クックの庭"がある青木荘も
重要な役割でした
住人たち、
過去の住人たち、
住みだした人たち
みんな
優しい気持ちにさせてくれました
芸能界や
ネットを見る現代人たちの
ザワザワした雰囲気も描かれていた中で
海とコスモスの青木荘は
癒しを醸し出していました
カッキーが出るからと
見始めたドラマでした
ですが
登場人物、みなが魅力的
ドロドロした内容ではありましたが
雰囲気が淡々としていて
むしろ
すがすがしい気分になりました
柿澤勇人】
歌はきれいな高音
半面、セリフは
低い声でしたね
歌うシーンが多くて
ドツボのさなかに稽古する歌と
復活してから歌唱する歌は
同じ楽曲ですが
違う歌い方をするので
なかなか難役だったのではないかと思います
繊細で傲慢
カッキーはこういう役が
とても巧い
柿澤勇人
群青領域