WOWOWで視聴
ネタバレしています
ルイ15世統治下のフランスで
実際に起こった
正体不明の猛獣による事件をもとにしている
映画では
国王(ギャスパー・ウリエル)から権力を奪い取ろうとする
神父(ジャン=フランソワ・ステヴナン)ら
秘密結社が
アフリカから持ち帰った獣を操り
村の女性や子供を襲わせていたというもの
この秘密結社に
国王の命で調査しに来た主人公(サミュエル・ル・ビアン)が
恋をした伯爵令嬢(エミリー・ドゥケンヌ)の
兄(ヴァンサン・カッセル)と母(エディット・スコブ)が
入っていたり
その前に
この兄は実の妹の令嬢をレイプするわ、
母は神父が娘である令嬢を殺害することを承認するわ、
無茶苦茶なので
まあ、さもありなんではあった
新大陸に行ったときに
部族が全滅した先住民(マーク・ダカスコス)と
知り合った主人公は
今では大親友
この親友が
獣の面倒を見ていた闘技場の連中に殺害され、
主人公は復讐の鬼になり
令嬢の兄と戦うことになる終盤も
納得の展開
獣そのものは
なかなか謎にされていて
中盤くらいまで映らないけど
出始めると
VFXで見せられた姿が
なんだかしょぼい
その反面、
親友や主人公の肉弾戦は
迫力あり見ごたえがある
令嬢は大した魅力がなく
なんで主人公は
あの子が好きなのか
よく分からない
村で知り合った侯爵(ジェレミー・レニエ)は
主人公の恋を見守り、応援し、
主人公と令嬢に強い友情を感じ
この人が高齢になって
革命のときに連れていかれるのだが
語り部を高齢になった侯爵(ジャック・ペラン)がしていて
あのあとアフリカに旅立った
主人公と令嬢の幸せを
願っている
本当にいいヤツ
せっかく
主人公が親友を殺されて
深い悲しみ、強い憤りから
獣軍団に復讐に走り
それを見守る侯爵という配置に
友情や絆をちりばめているのに
恋愛要素は
こんなにいらないなと思った
視聴完了:令和3年9月19日
ジェヴォーダンの獣(映画)
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