序文と各短編のまえがきは
キングが書いている
ネタバレしています
あとがきは
ヴィンセント担当
最初から最後まで楽しませる短編集
飛行機の恐怖だから
戦争ものが多く含まれた印象
それと
SFも
○貨物
E・マイクル・ルイス
E・マイクル・ルイス
小泉八雲の
鳥取の布団の話
を思い出した
○大空の恐怖
アーサー・コナン・ドイル
アーサー・コナン・ドイル
描写が細かい
やはり素晴らしい作家だと
再認識する
○高度二万フィートの恐怖
リチャード・マシスン
飛行機のホラーと言えば
もうこれっきゃないほど
超有名な作品
○飛行機械
アンブローズ・ビアス
えっ、オチが分からん…
○ルシファー!
E・C・タブ
罰が当たったと言えばいえるが
生き地獄とはこのこと
○第五のカテゴリー
トム・ビッセル
トム・ビッセル
私には難解だったが
要するに
自分で表明した理論を
実践されたって事ね、
という感じかな
○二分四十五秒
ダン・シモンズ
ダン・シモンズ
ジェットコースターに乗ってる始まりに思ったが
関係ないっぽいな、
これも分かりにくかった
○仮面の悪魔
コーディ・グッドフェロー
映像化しても
おもしろいだろうな
本短編集で
好きな作品
○誘拐作戦
ジョン・ヴァーリイ
終盤まで
この誘拐が
何のためのものなのか
わからなくて
ワクワクする
○解放
ジョー・ヒル
親父(キング)のために
書き下ろしよって
仲良し父子やな~
○戦争鳥
デイヴィッド・J・スカウ
戦闘機のパイロットの
生き残りを
更に追いかけてくる
ウォーバード
戦争に参加した者は
死ぬまで
その記憶に苦しめられる
といった寓話とも読める
○空飛ぶ機械
レイ・ブラッドベリ
本当に中華帝国っぽい
○機上のゾンビ
ベヴ・ヴィンセント
ラストがいい
これは
書き下ろしじゃないのかー
でも、
これも本短編集で好きな作品
○彼らは歳を取るまい
ロアルド・ダール
戦闘機乗りの天国って
こんな感じか
邦題は直訳で
原題そのものが
とても洒落てる
○プライベートな殺人
ピーター・トレメイン
納得の真犯人
○乱気流エキスパート
スティーヴン・キング
待ってましたの書き下ろし
キングは
地獄に住まわざるを得ない状況を描くのが
抜群
○落ちてゆく
ジェイムズ・ディッキー
詩というより
散文って感じ
全然、抵抗なく読めるけれど
翻訳の改行が読みにくい
それと、
性的描写いらないかなー
読了:令和3年6月28日
スティーヴン・キング
ベヴ・ヴィンセント