2021年07月14日

向こうの果て 柿澤勇人 出演ドラマ

WOWOWオリジナルドラマ

令和3(2021)5月14日~7月2日
金曜 23時


ネタバレしています
向こうの果て.jpg




津田口亮介】

検事になって10年

池松律子(松本まりか)の
担当となった

津田口は
自分が検事になれたのは
独身の姉(渡辺奈緒子)が体を売った金の
おかげだと思っている

姉はやがて結婚するが
売春の過去を知った夫から
日常的に暴力を振るわれるようになり
あるとき首を絞められ、
そのまま意識が混濁したまま
7年間病院のベッドで眠っている

姉の夫は心神喪失が認められ
無罪

池松律子の取り調べが進むにつれ
姉の被害と重ねてしまう津田口

あまりの傾倒ぶりに
担当を外されてしまうが
姉が遂に亡くなったとき
憑き物が落ちたようになり
担当を戻してくれと
上司の木田(辰巳琢郎)に申し出て
再度、受け持つことになった

そして
池松律子の口から
お父さん(塚原大助)とお母さん(広澤草)を殺したのも
私なの
と聞かされていた
その真相も
取り調べで明らかにした

律子の母 キミが
律子の父で民謡歌手の喜平と
三味線方の君塚隼吾(浜谷康幸)、
手踊りの村上松夫(泉知束)の
3人の結びつきに比べて
妻としての立ち位置にさびしさを覚え、
喜平不在の夜
隼吾に関係を迫って
生まれた子が
律子

以降
喜平は
キミにDV
隼吾にパワハラ
律子(子役:伊礼姫奈)に虐待を
繰り返すようになる

そんな律子を
隼吾の息子 公平(子役:南出凌嘉)と
松夫の息子 姫昌(子役:田村継)は
かばい続ける

あるとき
あまりの酷い折檻に
これ以上は律子が殺されると思った公平と姫昌は
喜平を殺そうと律子に持ちかける

3人は
ミキが出かけているときに
放火して
泥酔した喜平を殺害する計画を立てた

だが実は、
目を覚ました喜平が
なかなか火がつかない公平のマッチを受け取り
自分で火をつけたのだと
取り調べ室で語る律子

ここまで告白した律子から
津田口は
公平(松下洸平)の死の真相を聞きだすことに成功

池松律子はまず公平を刺し
結局
律子の中でいつまでも生き続けると言い残して
公平が
自分を刺して
部屋に火をつけたのだった

津田口は
検事としての進退をかけて
法廷で嘱託殺人で提起した

嘱託殺人?

法廷騒然

父親も公平も
自ら火をつけて
「律子は生きろ」
と言ったことを
津田口は重く受け止めた結果だろうか

津田口は検事を辞職

しかし
律子は拘置所で自死してしまう

津田口は
小説家だった公平が書きあげた
太陽のような女となった
律子の物語の原稿を独り音読し、
ドラマは幕を閉じる



律子のオトコたち】

ドラマの悲惨さに比べて
それぞれユニークで
時には笑いを起こしました

姫昌(加治将樹)が
南川検察事務官(山野海)のことを
 ババアってのは暇だな
と津田口に陰口たたいたときは
吹きだしましたし、
質問をする津田口に
 なんでもかんでも人に聞いて
 楽しようとするな!
と文句を言ったときは
椅子から転げそうになるくらい
笑ってしまいました

律子の二度目の夫
反社会勢力の一平(渋川清彦)ちゃんのときは
セリフがいちいちお笑いっぽかったですし

幼い律子を引き取った
叔父の行島道夫(宇野祥平)は
年がら年中、緊張しすぎですし
おまけに
緊張するたびに深呼吸するし

因みに
最初の夫 京波社長なんて
東京03の豊本クンが
あんな役で、あんなカッコ
…というだけで
ずっと笑ってしまいました

法廷シーンで
オトコたち、全員集合してて
最終話まで笑わしてもらいました

どのオトコたちも良かったけれど
特に
姫昌を演じたジッカは
微妙な表情がとても良くて
もっとジッカの出番を増やしてほしいくらいでした




浜谷康幸・松本まりか】

高齢になった父を訪ねて
生前の公平がホームに来るシーンは
父に首巻をかけてやり
父が微笑むという
全編通して
いちばんのお気に入りの場面です

この、父をやった
ゴツプロの浜谷康幸さん
いいなあと、
毎回思っていました

舞台俳優の面立ち!

そして
まりかちゃんの律子、
素晴らしかった

津田口やオトコたちに限らず
私ものめりこんでしまったー




愛した相手がきょうだい】

終戦直後から昭和30年代にかけて
数多く取り上げられたテーマですね

律子は
公平と結ばれることは決してない

本当は公平を愛したいのに
できない律子は
それぞれのオトコを全身全霊で愛し、
結果
オトコたちを不幸にしてしまう悲劇が
このトピックをもつ他作品と違って
本作の特化された部分かなと感じました




向こうの果て】

いろいろな解釈ができる
このタイトル

小説家だった公平が
太陽のような女としての律子を
ヒロインに書いた物語が
現実とは正反対で、
そのフィクション内の世界を
向こう
と呼んでいるのかとは思えます

ところで
何度も繰り返しセリフに出てくる
"日常的に暴力を振るう"
というフレーズが
やたら浮いて聞こえたのは事実で
決して長くないドラマの
そんなに尺取らなくてもと
少し笑ってしまいました

視聴者の中には
律子の父や
津田口姉の結婚相手に
同情する人はいるかもしれませんが
いかなる理由があろうとも
DVは許されない、
虐待はあってはならない、
モラハラは容認できない

律子から公平への暴力も
もちろん

律子の父も
津田口姉の結婚相手も
根底に愛があった故だと言えば言えますし

公平が暴力を許容していたとしても
律子の母、三味線方、
そして律子も津田口の姉も
こちらが悪いから
しかたないと思っていたに違いないですし

そして
三味線のエンディング曲も
なんともいえない余韻を
毎回かもしだしていました

向こうの果てに
すっかりハマりました





柿澤勇人】

津田口は
終始、狂言回しのような立ち位置でした

冒頭のナレーションからラストシーンまで
津田口で始まり
津田口で終わった感じ

一平ちゃんが
津田口と南川が組事務所で座って待っていた時
客人にお茶も出してないのかッと言って
舎弟をどついて怒鳴ったら
津田口がタジタジとなっていたり

律子の取り調べで
津田口は段々壊れていったのに
姉の死後、
やたらシッカリした様子になったり

あなたにとって
池松律子とは
どんな女でしたか
という津田口のセリフは
演劇的に感じました

いろいろなカッキーが見られて
楽しかった~


柿澤勇人…ツイッター

posted by 紫 at 05:37| 大阪 ☁| Comment(0) | 柿澤勇人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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