2021年10月07日

モンタギュー・エッグ氏の事件簿 ドロシー・L・セイヤーズ:著

短編集



ネタバレしています
モンタギュー・エッグ氏の事件簿.jpg
Photo by Daniel Vogel on Unsplash



アリババの呪文

 短編ながら
 サスペンスとして見事な
 ピーター・ウィムジイ卿もの



毒入りダウ'08年物ワイン

 モンタギュー・エッグ初登場の
 自社ワイン毒殺事件



香水を追跡する

 だれが犯人かの下りが
 私にはよく分からなかった
 モンタギュー・エッグもの



マヘル・シャラル・ハシュバズ

 という名の猫が
 謎の事件に巻き込まれる
 不可解なモンタギュー・エッグもの



ゴールを狙い撃ち

 ヒントになる紙片のイラストがのってて
 原書のものかなと思った
 モンタギュー・エッグもの



ただ同然で

 時計がヒントにはなるが
 こんなん
 何とでもなるのでは
 …と思ってしまう
 モンタギュー・エッグもの



偽りの振り玉

 振り玉の長さがどうとかこうとか
 全く意味が分からなかった
 モンタギュー・エッグもの



噴水の戯れ

 短編なのに
 まさかの倒叙もので
 おもしろかった



牛乳瓶

 雰囲気抜群なので
 こんなオチでも許される



板ばさみ

 それでも私は
 人命より大事なものはない
 …と言いたくなった



屋根を越えた矢

 追い詰められる作家の
 エスカレートのさまが
 素晴らしくサスペンス



ネブカドネザル

 という欧米のゲームの名前だが
 これも
 追い込まれるさまが良くて、
 本書で一番好き



バッド氏の霊感

 コントにありそうな
 笑える設定が良い




読了:令和3年2月11日


ドロシー・L・セイヤーズ…ウィキペディア



posted by 紫 at 05:38| 大阪 ☀| Comment(0) | 翻訳推理小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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