2021年02月26日

スルース ~探偵~ 大阪初日 令和3(2021)年2月 サンケイホールブリーゼ

席はB列中央

私の右側は
ど真ん中席でしたが
空席にしてありました

前のA列も
ど真ん中は空席でした

振り返って確かめていませんが
後列ずっと
ど真ん中、空けていたのでしょうか




ネタバレしています
スルース初日.jpg
djedjによるPixabayからの画像








スルース
~探偵~

令和3(2021)年2月4日
木曜 19時公演

サンケイホールブリーゼ





1970年にブロードウェイで初演

映画化もされ
日本でも何度も上演されている
サスペンス劇

今回は
時代を現代に置き換えている




脚本(以下、敬称略)
 アントニー・シェーファー

翻訳
 常田景子

演出
 吉田鋼太郎
  …ウィキペディア

スタント
 高木英一





ミステリー作家の
アンドリュー・ワイクが
旅行業を営むご近所さんの
マイロ・ティンドルを屋敷へ招く

ゲーム好きなアンドリューと
愛と未来を信じる若きマイロの
2人の仕掛け合いは
壮絶な結末へ…





アンドリュー・ワイク
 吉田鋼太郎

マイロ・ティンドル
 柿澤勇人





よく見える席】

役者の表情も
振り子時計の時刻も
何もかも
本当によく見えました

1幕で
カッキーが座ったとき
横顔もしっかり見えました

そして2幕

当初、声だけ聞こえる
ドップラー警部ですが
声を作ってはいるものの
まごうことなき
カッキーの声

ドップラー警部が出てくると
全くの別人で
驚きました

声だけだとカッキーなのに
あの姿を見ると
もうカッキーだと信じられなくて

そして
1幕でガン見していた
耳の大きさが違うような…

カッキーじゃないのか?

それとも
短時間で完成された
特殊メイクか?

と思ったら
マスクでしたね

ちなみに
私の左隣の人は
ドップラー警部がチラッと
マイロの声を出したときに
 ん?
という感じになってましたが
マスクを外して
マイロが、
というか
カッキーが出てきたとき
 えっ!?
となってました



コロナ禍】

アンドリューに
宝石泥棒をしろと言われて
飲んでいた酒を吹く

マイロが
2幕でアンドリューに仕掛けたとき
わざと酒を口に含んで
吹く

そしてラスト、
撃たれたマイロが
血を吐く

カッキーは
記憶にあるだけで
3回
飛沫を飛ばします

公演のたびに
消毒が大変ですね

それと関係あるのかどうか
マイロは
飲酒のとき
ずっと氷を口に含んでいた気がします



衝撃の1幕ラスト】

序盤は

間男め、
こらしめられろ

と思って見ていたように思います

けれども
狂言強盗を演じるのに
一生懸命なマイロ

だんだん
好感を持ちました

ですので
1幕終わりは
マイロの恐怖と絶望が
こちらにも伝染しました

撃たれて
階段を滑り落ちるマイロ

階段の上に立つ
アンドリュー

この場面で
1幕が終わったときは
ショックで
息もできませんでした

マイロが
ドップラー警部になって
アンドリューを心理的に追い詰めたり、
アンドリューの愛人テアを殺したと告白したり、
アンドリューをテア殺しの犯人に仕立てるために
証拠をアンドリュー宅に隠しておいて
警察を10時に呼んだから
それまでに見つけろと
アンドリューに けしかけたりの
2幕より
アンドリューの仕掛ける1幕の方が
個人的には好きです



精悍な顔つき】

ファンになったころの
カッキーを思い出しました

そのくらい
特に顔つきがシャープになってしまって

役作りだと思いたい…

カッキーのファンになったきっかけ



見切れ2場面】

アンドリューが
大きなトランクに入れた衣装を
マイロに着せて
狂言強盗させるため
トランクの蓋が開けっ放しの場面

マイロが
屋敷に押し入るために
いったん外に出ようと玄関に向かいますが
いちいちアンドリューがマイロを呼び止め
そのたびに駆け戻ってくるマイロに
客席から少し笑いが

と今、こう表現していますが ↑
蓋の向こうで何が起こってるか見切れてましたので
多分、こうだろうと
想像で入れているのです

そして
大事なラストシーンも見切れました

撃たれて
警察のサイレンが鳴って

ゲーム・オーバー…

のセリフを
マイロが言ったのは見えました

絶命して
テーブルに突っ伏したところが
前の人で
全く見えず

最後のカッキーが
1ミリも見えませんでした



カーテンコール】

鋼太郎さんは
 去年は予定していた舞台が2本ともダメになって
 1度も大阪に来られなかった
と言っていました

カッキーは舞台人らしく
 演劇の灯を絶やさないように
という意識と
 応援をよろしくお願いします
という言葉を
口にしました

鋼太郎さんは
私たちが
立って拍手して
なかなか帰らないので
美しい上方なまりで
 はよ、帰ってください
と声をかけてくれました

あのイントネーションは
ドラマのときに習得したのでしょうか

鋼太郎さんの京ことばが聞けたドラマ



マーガリート】

親子ほど年の離れた男性と
結婚しようという女性

若さと思いやりと
性的な刺激のある生活にあこがれる
しかし
ぜいたくに慣れきってしまった女性

そんな
印象を受けました





私の席では
位置的に
カッキーとはよく目が合ったような気がしました

毎回、好きな役者が出ている舞台の時に
そんなことばかり言ってますが
今度こそ本当ですよ、
多分です、
いや、気のせいか…

私は
大阪楽日にも行きます

早く2回目が見たいと
はやる気持ちがあります

私好みの舞台でした










鋼太郎さんが
スルースの特集でテレビにゲスト出演

東京初日のカーテンコールが
映ってしまいました

カッキーは
左側の前身ごろに
血のりらしき赤い色がついたカッターを着ていました

マイロは
撃たれるか
刺されるか
するんだな
と分かりました

全国区の
地上波でした

観劇中
ラストで
マイロの左がスプラッター状態になるだろうこと、
1秒たりとも忘れることはありませんでした
posted by 紫 at 05:24| 大阪 ☀| Comment(0) | 柿澤勇人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
読書感想ランキング