2021年05月19日

前世療法 セバスチャン・フィツェック:著

ロベルト・シュテルンは
10年前に
新生児の息子をSIDSで亡くし
離婚

ネタバレしています
前世療法.jpg
Free-PhotosによるPixabayからの画像



児童養護施設に収容されている
10歳のジーモン・ザックスは
脳腫瘍ができ
入院中

この2人が
前世療法で引き出された
ジーモンの前世の殺人の記憶をもとに
恐ろしい事件に巻き込まれていく


大きな謎は
1・シュテルンの息子は生きているのか
2・ジーモンは本当に復讐者の生まれ変わりなのか
3・"声"は誰か

3が意外だったのは
楽しい、
こういうミステリーは好き

2は
こうかな…と思った答えの一つが真相で
これに絡まった人物が好き

問題は1やがな、
これが
ご都合主義になってる気がして
残念かなあ


ジーモンは
ラスト、どうなったのか
読者に委ねられたのかな

悲惨な子供時代を送ったのに
とても礼儀正しくて
いい子だった

独りぼっちのシュテルンと
いつまでも仲良く暮らしてほしかった気もする


読了:令和2年9月16日


posted by 紫 at 05:11| 大阪 ☁| Comment(0) | 翻訳サスペンス小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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