2021年04月11日

カクテルパーティー エリザベス・フェラーズ:著

複雑なプロットが交差して
犯人じゃないかと思える人も
二転三転する



ネタバレしています
カクテルパーティー.png




謎を解く人もバトンタッチされて
ある種の群像劇とも言える


キットの婚約者ローラは
なんとなく
どの人物の評も良くなくて
いっそ
ローラ目線でもっと尺を取っても
面白かったかも

サー・ピーターは
人当たりのいい人で
パーティーにはぜひ参加してほしい人物

彼の存在は
終始ストーリーに深く根を張っていく

キットと腹違いの姉ファニーの関係は
めんどくさいし
イライラした

この姉弟関係が
事件解明を引っ掻き回した役割を担っていた


真犯人が分かってから
この人物のところだけを読み直した

なるほどな場面ばかり


あるシーンから
フェルニチオ尿素
という言葉がやたら飛び交うようになるが
あまりのしつこさに
笑ってしまった

それにしても
コージーミステリーかと思いきや
とんでもない悲劇だったとは…


読了:令和2年8月27日


posted by 紫 at 05:57| 大阪 ☀| Comment(0) | 翻訳推理小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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