令和2(2020)年8月15日
土曜
19時30分~20時50分
19時30分~20時50分
NHK総合
ネタバレしています
広島の話だと思いこんでいたので
冒頭の世津(有村架純)のイントネーションが
ずいぶん関西弁みたいだなと思いつつ見始めました
オープニングのクレジットに
太秦撮影所も出ていて
段々
舞台が京都と分かってきました
私の母は山科出身
母は終戦当時
小学1年生
国民学校と言っていたと思いますが
母はあまり記憶にないようです
原爆は次に京都に落とされるはずだったと
私が子供の頃
ずっと言っていました
けれど京都以外でも
次は自分のところだったと言ってる大人たちは結構いて
みんな言ってる、信用できない
と思ったものです
ですが
このドラマでは
次は京都だとの噂があると
修(柳楽優弥)のセリフにありました
母よ、ごめん
ホンマやってんな
私が高校生のころ読んだ漫画に
日本も原爆を開発していたことが載っていました
ネズミだったかを殺傷するのに
30分かかったという内容だったと記憶しています
京都だけでなく
各地の研究所で行われていたのでしょうか
それとも、
その逸話は
ドラマに描かれた
京大のことだったのでしょうか
柳楽優弥くんは
最年少でカンヌの男優賞を取った子だという認識があり
いちどその芝居を見てみたいものだと
ずっと思っていた役者でした
おとなし気な人なのに
実験になると周りが見えてなくて
色々な顔を見せる修を
リアルに演じていました
有村架純ちゃんは
前に民放のバラエティに出ていた時
兵庫出身と言っていて
時々、MCの関西芸人の影響か、
関西なまりが出ていました
演じる世津は
修たちに未来を語る女性
修たちに未来を語る女性
このあと
広島・長崎に原爆が投下され、
終戦を迎えることを知って見ている者からしたら
世津は
希望の灯のような存在に感じました
田中裕子さんの、
兄弟たちの母親役も良かったですね
また戦場に戻っていく
軍人の次男 裕之(三浦春馬)を見送るところや
当時の何気ない日常生活を送る芝居など
さすが、いい味が出ていました
イッセー尾形さんの
ウランの黄色い粉を分けてくれる陶器屋も
國村隼さんの原子物理の教授も
とても良かったですね
特に気に入ったのは
山本カントクの
世津のおじいちゃん
可愛かった
癒されました
そして
三浦春馬くん
直前まで
ドラマを見るかどうするか迷いました
見ていて辛くなるのではないかと思いました
でも
見て良かった
春馬くんは
裕之として生きていました
飛行機に乗る兵隊さんとして
家を出て行った裕之は
恐らく特攻隊員
終戦までに
亡くなったに違いありません
裕之を演じている春馬くんを
常に意識し続けてはいましたが
ドラマの世界観と
春馬くんの芝居が良くて、
振り回される、というと語弊がありますが
そんなこともなく
最後まで見ることができました
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