2020年07月19日

太陽は動かない -THE ECLIPSE- 柿澤勇人 出演ドラマ感想

WOWOW
令和2(2020)年5月25日~6月28日
毎週 日曜 22時

原作は吉田修一

AN通信エージェント
鷹野一彦(藤原竜也)を主人公とした
シリーズ小説

ドラマは
オリジナル・ストーリー


ネタバレしています

太陽は動かない.jpg




桐野研次郎】

父は元総理で
自身も衆議院議員

さわやかなイメージで売ってきた
若き2世議員ですが
そろそろ
牙をむく頃合いだと感じています

大物議員の中尊寺(石橋蓮司)が
自分を嫌っていることは重々承知

ホントに中尊寺は
桐野のインタビューがテレビで映るたびに
画面に向かって
いちいち文句ばかり言ってます

そんなとき
中尊寺の秘書である
永島(吉田鋼太郎)が
桐野に近づいてきます

回が進むごとに
桐野・永島ペアのたくらみが
メイン・ストーリーに食い込んできます

永島と話すときの桐野は
なんだか子供っぽさがあって
かわいらしい

永島は
桐野の理想に賛同し、
中尊寺を失脚に追い込むデータを
桐野に渡します

永島がデータのコピーを作っておかなかったのは
桐野を全幅信頼していたからか
それとも
コピーがあると不都合な事情でもあったのか

とにかく
桐野が手にしたデータは
唯一無二のものでした

桐野がデスクでデータをニヤニヤ確認していたとき
AN通信の風間(佐藤浩市)がやってきますが
大した話もしないので
不愉快になってきた桐野は
風間を追い返します

独りになってデータを見ようとすると
ありません、何も

桐野は、永島に
あわてて架電

永島から
そこに誰か来なかったか!
と言われ
呆然と
風間に出したまま
片付けていなかったコーヒーカップを
見つめる桐野

最終回のこの一連のシーン、
全6話の桐野の出番の中で
いちばん好きです

それと
まず、相手を見くだしているのを隠さない接し方をして
そのあと してやられるパターン、
カッキーはいつも巧くて
まさか
桐野でコレが見られるとは思っていませんでした

風間は
部屋に入るやいなや
遠隔でデータを奪い取ったのです

中国とアメリカ
両方とも利用するつもりだった桐野

こんな風に失敗してしまった桐野に
電話で憤りをぶつけてきた
中国裏組織の周(酒向芳)に
 あなたに会ったこともない
 永島さんとはそれほど親しくない
と、とぼけて返しますが
怒った周に
アメリカにも目をつけられてしまったことを指摘され
電話を終えたときは泣きそうな面もち

そして突然の人影に驚く桐野
 議員の部屋って
 こんな簡単に入れてしまうのでしょうか…
  上述の風間も同様にフラッと入ってきましたし
  桐野も勝手に中尊寺の執務室に入っていましたし

何かお困りのことはございませんか
と、突然の人影 こと鷹野が近づき
桐野から遠隔奪いデータを
何食わぬ顔で桐野本人に
高額で、売りつける

そして風間は
中尊寺に、
桐野がどこからあのデータを入手したのか分からないが
 なに言ってる…
アメリカから桐野を守ってやる条件で
中尊寺にとって不利な情報を公にしないように働きかけてはどうかと
高額で、AN通信の仲裁を提案する

"大"がつくほど嫌い同士の
桐野と中尊寺は
手を組みました

TV討論では
事情が分かる者から見たら
なれ合いの極致、
ほめ殺し合戦

握手する2人が
まるでコント

柿澤・石橋 役者ペアではなく
桐野・中尊寺 議員ペアの
名演技が光るスタジオ収録になりました



事前特番】

ファーストカットが、
中尊寺役の石橋蓮司さんに
早く引退してくださいと言い放つシーンだったと
振り返っていたカッキー

見たいと思っていたこのシーンは
なんと第5話(全6話なのに!)でした



快傑えみちゃんねる】

去年8月
「愛と哀しみのシャーロック・ホームズ」の、だったかと思いますが
告知宣伝でカッキーが出演

↓ ネタバレ


鋼太郎さん・竜也くんと共演した
あるドラマ撮影後の飲み会か何かの
悔しかったエピソードを語りました

この2人と写真におさまりたい誰かに
にぃちゃん、シャッター押して
と言われて
カッキーが写真を撮ったとのこと

自分はマダマダだな…
と思ったと

こんな豪華なメンバーで
舞台、映画じゃなく
ドラマ? と思いましたが
今作が発表されたときに
これか!と嬉しくなりました

それにしても
去年8月時点でもう撮影していたとは
WOWOWならではですね
 ※撮影は5月だったと
  のちにカッキーが語っていました



太陽は動かない】

出番は多くありませんでしたが
最終回の顔写真つきのエンド・クレジットでは
"桐野研次郎"としての"柿澤勇人"と
ちゃんと出てくる扱いでした

カッキーらしい役でしたね

永島には
父への憧憬を投影させてたのかな
とか
中尊寺に嫌われていたのは
若いころの父に似てでもいたのかな
とか
桐野の背景を考えるのも楽しいドラマでした

本編そのものも
毎回ハラハラさせられましたし、
見せ場もふんだんにありました

カッキーのおかげで
おもしろいドラマをみることができました


太陽は動かない…ツイッター

柿澤勇人…ツイッター
posted by 紫 at 05:29| 大阪 ☔| Comment(0) | 柿澤勇人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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