席は
19列中央
見切れず
よく見えました
日曜の午前開始ということもあり
ちびっ子でいっぱい
ネタバレしています
第一三共ヘルスケア スペシャル
劇団四季 ファミリーミュージカル
カモメに飛ぶことを教えた猫
令和元年11月24日
日曜 11時30分 公演
オリックス劇場
脚色
劇団四季 企画開発室
演出
山下純輝
カモメが
死んでいくまえに
オス猫ゾルバに卵をあずけた
ゾルバは
カモメに約束した
卵を食べない
卵がかえるまで面倒をみる
生まれたヒナに飛ぶことを教える
仲間の猫たち、
ゾルバに敵対するチンパンジーやネズミ、
そして愛するヒナのフォルトゥナータが
ゾルバを中心に
傷ついたり
愛しあったり
一歩を踏み出す勇気の大切さを教えてくれる
劇団四季の
15年ぶり新作ミュージカル
四季のカーテンコールでは
仲たがいした人物や
悲しい別れをする人々が
ハグしあうことがあります
私は
カジモドとフロローが
アイーダとラダメスが
エルファバとグリンダが
ハグしてるのを観ました
飛ぶことを教えた猫でも
カモメ母子が
カテコで抱きあいました
横田栞乃
フォルトゥナータ
ヒナのときは
衣装に足をしまった状態
卵から生まれた演出で
コロンと出てきたとき、
客席のちびっ子たちに大ウケしてました
ゾルバのことを
ママと呼びます
その声が
カワイイ
ゾルバが
ママじゃないと言って逃げてるのに
ギュッと抱きついて
カワイイ
成長してからも
カワイイ
猫の中で育つので
自分を猫だと思っていて
ママのような猫になりたいと言う
フォルトゥナータとは
幸せな者
という意味
フォルトゥナータはもとより、
フォルトゥナータに出会った
猫もチンパンジーも
みんな幸せな者だと思います
お別れの場面は舞台では描かれませんが
ゾルバや猫たちと涙を流しつつ
前を向いて
仲間のカモメたちと空に飛んで行ったのだろうなと思います
荒木勝
大佐
急がなくていい
とか
いい助言が多かったと思います
フォルトゥナータという名前はどうだ
と言いだしたのも大佐
船に乗っていた時分に
遭遇した
ひどい嵐の中で
飛んでいくカモメの翼がどれほど力強かったか
自信をなくしたフォルトゥナータに説く大佐
本物のエルダーとは
この大佐のような人(猫でしたけど)
こんなエルダーになりたい
片山怜也
秘書
大佐の大事な補佐
時には重要なセリフも
彼から語られました
猫たちみんなで
フォルトゥナータを育てようという場面も
秘書が寄りそうことで
秘書が寄りそうことで
猫 "みんな" 感がより強まりました
奥田直樹
博士
終幕後に
私が外にむかう場所で
観客を見送ってくれた一人でした
目線がずっと下を向いていて
おそらく
ちびっ子にお別れをくりかえしていたのでしょう
辻茜
…ウィキペディア
…ウィキペディア
ブブリーナ
当初は
ゾルバをしかりつけたりするので
怒りんぼキャラかと思いました
でも
物語が進むにつれ
ゾルバもそこそこ怒られることをしており
あれはしかたなかったなと分かりました
それより
ゾルバが卵を温めているのが大変なので
交代すると言っておきながら
全然こなくて
いまだに何をしてたのか気になります
明戸信吾
マチアス
曲芸で飛行機に乗っていた
華やかな過去
いまではしがない
落ちぶれたオヤジって感じ
かぶって乗っていた帽子を
大事に飾って
ウロウロするネズミたちに
昔の栄光の話をしたり
その帽子を
ゾルバがうっかり
地面に落としてしまいます
マチアスにとって
帽子は
大切な思い出であり
自分の能力の証であり
ゾルバはそんなことは知らないから
しかたありません
けれども
おとなの観客は
みんな
このときは
マチアスに同情し、
釈然としない思いだったのではないでしょうか
復讐に燃えて
何かと
ゾルバをおとしいれようとする
ファミリーミュージカルらしからぬ
不穏な空気を ただよわせるマチアス
ですが
最終的には
フォルトゥナータのためなら
しっぽを失って
二度と猫の社会で暮らせなくなっても構わない決意のゾルバに
心うたれ
猫たちと共に
フォルトゥナータが飛べるように応援をします
マチアスは、
最初から最後まで
おとな泣かせのチンパンジーでした
厂原時也
ゾルバ
ネズミを追い回して
大けがをおわせる
ネズミからすれば
極悪非道な猫
上述のとおり
マチアスの大切な帽子を落として
デリカシーのないヤツ
けれども
瀕死のカモメの最期のお願いを
死守し、
生まれたフォルトゥナータを全力で愛して
やがて
ゾルバも変わっていく
今作は
ゾルバの成長物語でもありました
ロビーでのお見送りは
四季は
ファミリーミュージカルで必ずやってくれます
ちびっ子に譲らないとなあと思って
いつも握手もお話もしないで
帰ります
私の通路には博士の奥田直樹さんがいましたが
遠慮しました
そして
ガンちゃんを探して
声をかけたかったのですが
こちらも
遠慮しました
せっかくの
ちびっ子たちの楽しみに関わります、
この件は
もう二度とブログに書きません
ただ、言ってみたかっただけです…