2020年03月12日

ミニチュアの妻 マヌエル・ゴンザレス:著

理解不能でユニークな世界観ばかりの
短編集


ネタバレしています
ミニチュアの妻.jpg




一番最初に収録されている
「操縦士、副操縦士、作家」が
なかなか面白かったので
こんな短編が多いのかと思ったら
私にはそれほど面白くないかと言うのも多かった

「殺しには現ナマ」は
語り口が面白くて
まあまあ気に入った

いくつか
人物のフルネームに続けて
「その奇特なる人生」という短編が入ってるが
人名がファン・マヌエル・ゴンサレルという
宿屋の主人の話だけ、
唯一、オチがついていたし、
内容も常識の範疇で
洒落てて面白かった

「ショッピングモールからの脱出」は
設定も展開も
ありきたりのゾンビ物なのだが
笑いどころに溢れていて、
これも面白かった


読了:令和元年10月11日




posted by 紫 at 05:40| 大阪 ☔| Comment(0) | 翻訳小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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