2019年09月15日

新・刑事 吉永誠一 柿澤勇人 ドラマ感想

令和元年8月24日 
全9話 一挙放送
チャンネル銀河

本放映 
平成26年10月~12月
テレビ東京系列


ネタバレしています

新・刑事 吉永誠一.jpg
Photo by Hkyu Wu on Unsplash



九条一馬】

管理官までつとめた
神奈川県警のキャリア組

撮影当時
カッキーの実年齢は
26歳、
10月の誕生日で27歳になる時期です

浪人して合格する人も多い東大を
現役で合格したとして、
この年齢では
まだ入職5年目くらい

若いのに
出世の早い設定です

若き管理官ですので
敬語でしたが、
吉永(船越英一郎)らベテラン刑事に
捜査の指示を飛ばしたり
処分をちらつかせたり

遺体が苦手なのかして
いつも白いハンカチで鼻と口を押えて
現場にいますし
白手袋をしているので
その姿がすごく目立ちます


九条の狙い】

検挙件数がさがっている昨今、
捜査員の能力向上のため
プロジェクトを立ち上げます

神奈川県警一の検挙数をたたき出す吉永について
研究したいと考え、
その件は伏せて
吉永の所属する片山班に
配属を強く願い出た背景がありました

3ヶ月だけの短期の配属のため
教育係として片山班の鏡(小泉孝太郎)がつきますし、
いちおうは新人刑事として接触するように
九条は班の刑事たちに要望します


九条と片山班】

キャリア官僚をなんとなく
よく思わない班の面々と
キャリア臭のとれない九条は
なかなか
うまくいきません

それでも
片山(眞野あずさ)班長のもと
いろいろな事件を捜査し
お互いが協力し合い、
ときには喜び合うことを繰り返すうちに
まだまだ
いけ好かない所は若干あるものの
仲間として溶け込んでいきます


九条の生い立ち】

第七話では
自殺をはかる高校生(西井幸人)を助けるのですが
その子に
自分の話をします

高校の頃まで
ロンドンにいた九条

日本人だと馬鹿にされた
子供時代

負けないように
勉強に励み、体も鍛え、
なめられないようにはなりましたが
帰国したらシカトされ、
辛い思いをした九条

マンションから飛び降りようとしたことも
あった様子

友達は一人もいなかった

今もいない

その九条は
この高校生が人を殺すはずがないと信じ、
そのことを片山班の仲間たちが信じてくれて、
だから真犯人をあげるために
九条は頑張ったのです


九条の最期】

最終話(前編・後編の二部制)に
神奈川県警に恨みを持つ爆弾犯が登場

爆破予告された船に
皆と向かった九条

この船に子供が1人かくれんぼしたまま出てこないと
引率者がパニック

見つけた爆弾をどうするかによって
見つかってない子供の安全も脅かされます

九条はとっさに
爆弾を抱えて
甲板を走ります

しかし
爆破に巻き込まれる九条

倒れた直後に

しっかりしろ!

聞こえるか!

と、駆けつけた吉永らに言われ
目を開けたときに
鏡から

俺が分かるか?

と、聞かれ

たよりない…教育係…

と、冗談まじりに返す九条

死んだと思ったと
吉永に言われて

こんなんじゃ…死にませんよ
僕はまだ…やりたいことがあるんですから…

と答える九条

やがて
脳に破片がささっていたことがわかり
ずっと昏睡状態の病床ばかり映ります

やっと気づいて
また鏡から

俺が分かるか?

と、聞かれ

たよりない教育係

と、笑顔まじりで返す九条は
むじゃきな子供のようで
かわいらしい

そして
九条は吉永から学んだこと、
全ての警察官に大切なことは
こごだ、と言いながら
自分の心臓をげんこつでたたいてみせる流れ

ベッドで鏡とじゃれあったり、
犯人を見たかもと言う話になったり
そこそこ会話をしてるのに
重要な話を吉永らがし出すと
ボーっとしてくる

やがて
目をつむり始め、
容態が急変するのです

九条は、二度と目を開けませんでした

もう5年も前のドラマですので
カッキーのファンになってから
このドラマもどんな役をやったのかネットで調べたことがあり、
たしか、最後は殉職するんだったかな
…程度の記憶はありましたので
片山班に花が届いて
それを九条が持って行く前編のシーンでは
この花が爆弾じゃないかとか、
実際に命を落としたきっかけの
爆弾を探し回ってる船のシーンでも
爆弾みつけるのじゃないかとか、
ハラハラしながら見ていました

被爆直後の船のシーンや
目を覚ましてからの病室のシーンで
やたら喋るものですから
もしかして
殉職するというのは
他のドラマのことだったかなと思ってしまいました

九条は死にました

最終話の前編ラストで

後編は
写真のみが登場します

片山班にしつこく爆弾が送られてきて
みんなで退避するとき
鏡がわざわざ部屋に戻ってきて
机に飾ってる遺影をわしづかみにして
再び部屋の外に出て行ったりしてました

警察葬の場面もあって
胸が熱くなりました





いいドラマでした

地道に操作をして
吉永の刑事の勘が働いて
推理もして
仲間内でプチ小競り合いもあり、
私好みのドラマでした

第一話のカタいキャリア組の九条が、
仲間に信じてもらって
吉永にハートが大事と教えられて
皆で協力し合って捜査にあたって
そして
葬儀ではみんなに泣いてもらうまでになる
九条の物語も
お気に入りです

確かに
こんなにドラマに拘束されてしまったら
舞台に出られなくなりますが、
ときどき
ドラマでレギュラーがあるのもいいものだな
と、今作みていて思いました

うん、まあそれでも
カッキーは
舞台が最高ですけどね…






チャンネル銀河…ウィキペディア

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posted by 紫 at 05:53| 大阪 ☁| Comment(0) | 柿澤勇人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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