2018年11月29日

殺人者の顔 ヘニング・マンケル:著

謎解きミステリーではなく
警察のクルト・ヴァランダーとその部署が
一丸となって
犯人を追う
失敗も試行錯誤も盛り込んだ警察物


ネタバレしています
殺人者の顔.jpg




なので
高齢のマリア・ルーヴグレンが
瀕死の状態で言う

「外国の…」

という台詞は
犯人が外国人という短絡的なものじゃない
…という推理小説の王道を踏まえることなく
そのまま
外国人相手の捜査が進んでいく

そこから
外国人を憎悪するヘイトクライムも絡まって来て
スウェーデンの外国人問題の深さがよく分かる

シリーズ化されてるとのこと

この後もヴァランダーの
がんばるカッコ悪さが続くのだろうか


読了:平成30年10月28日




posted by 紫 at 05:04| 大阪 ☀| Comment(0) | 翻訳推理小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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