2018年11月14日

迷宮の暗殺者 デイヴィッド・アンブローズ:著

原題にも出ている
諜報部員のチャーリー・モンクの存在が大筋だが
存外 重要なのは
本書の序盤に出てくる
記憶障害の患者ブライアン・ケイ



ネタバレしています
迷宮の暗殺者.jpg




ブライアンは
毎回記憶がないので
妻ドロシーが老けているのが理解できず
病院に来るたびに
ドロシーはブライアンに説明をするという
辛い展開

主治医であるスーザンが
なにか治療のヒントをつかんだ的な下りを最後に
ぷっつり出てこないブライアン

チャーリーの驚きのストーリーが進みまくる間も
ブライアンのことは
チクチク頭の片隅にはあったが、
なるほど
そう来たか

そして
様々にだまされ続けた結果
あのラスト!

あれがどういうコトかというのは
読者によって
判断や解釈が分かれるのでは

チャーリーに深くかかわる人々の
それぞれの設定も
どこまでが本当だったのか

とか
いろいろ考えたりして
読了後も楽しかった


読了:平成30年10月7日




posted by 紫 at 05:25| 大阪 ☀| Comment(0) | 翻訳サスペンス小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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