2018年08月21日

ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ ミュージカル映画 一口感想

BSプレミアムで視聴

ネタバレしています
赤い緞帳.jpg




1942年のアメリカ映画で
戦意高揚のにおいがぷんぷんしている
ミュージカル

ブロードウェイの父と呼ばれた
ジョージ・M・コーハン(ジェームズ・キャグニー)の
回想という形をとっている

芸人が大統領(ジャック・ヤング)に呼ばれて
勲章をもらうほどにまでいった
アメリカンドリームとしても見ることができる

当時よくある
家族で舞台を踏んでた関係から
妹(ジーン・キャグニー)の結婚を機に
父(ウォルター・ヒューストン)と母(ローズマリー・デキャンプ)も
引退するが
その後も強い絆で結ばれる
家族愛の物語とも受け取れる

カーテンコールの時
一人ずつお辞儀をするのではなく
いちばん人気のジョージが

母からお礼を

父からお礼を

妹からお礼を

と紹介してお辞儀をさせ、
最後に

そして私も

と言って終わるのが
楽しい

でも
母と妹が亡くなり
 いや、妹は普通にショック!
最後に残った父も危篤になり
意識が混濁してて

今日の舞台はどうした

などと駆けつけたジョージに聞くので
ジョージは泣きながら
ちゃんとやったと言いながら
このセリフを言うシーンは
こちらも涙が出そうになる

ジョージが勲章をもらうときも
このセリフ、
同じかどうかわからないが
母も父も妹も感謝しているということばをはさむ

それにしても
ジョージ役のジェームズ、
愛くるしくて
チャーミング

私は
チャーリー・チャップリンが好きだが
ジェームズは
彼に通じるものがあるように感じた

エンドクレジットで気づいたが
妹役、ホンマにジェームズの妹やんか
あらら

個人的には
妻メアリー(ジョーン・レスリー)に作った曲のエピソードが好き

喜んで
一日中歌ってるメアリー

マリーと気取って言う人は苦手
私はメアリーと名乗る

という歌詞

舞台に出て貰おうと思っている
大女優のフェイ・テンプルトン(アイリーン・マニング)に
サム・ハリス(リチャード・ホーフ)がとっさに
こんな曲もあると渡してしまい、
フェイが気に入って
フェイに歌わせることになってしまった帰り、
花を買って帰るジョージ

帰宅したら
メアリーはまた歌ってる

言いだせない

フェイに歌わせるんだよ

とようやく告白した時
メアリーは

花をくれた時に分かったわ

という

この一連の下り
最高に好き

曲もいいしね

メアリーは勿論
サムもフェイも実在する人々で
そして
私の好きなこの歌も
実際にある

いいものは
いつまでもいい

戦意高揚に一役買ってしまった
このオスカー作品だが
そんなん吹っ飛ばして
いいものはいい


視聴完了:平成30年8月10日





posted by 紫 at 05:45| 大阪 ☀| Comment(0) | 音楽映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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