2018年08月18日

杉の柩 アガサ・クリスティー:著

1939年

エリザベス2世が
プリンセスだった時代



真相には言及していませんが
それ以外はネタバレしています
サンドイッチ.jpg




婚約者ロディーが
使用人メアリイに思いを寄せ、
婚約を破棄して身をひくエリノア

全編、といわせてもらうが
思わせぶりな書き方してるので
エリノアが
何かしでかしたのか
そうでないのかを
ずっと疑いながら読んだ

ローラ叔母さんが亡くなって
屋敷を売りにだしたとき
浮上してくるサマーヴェル少佐は
実在してるのか
誰かの策略による架空の人物なのか
これも終盤まで気になった

エリノアが
アント・アガサというのだが、
誰のこっちゃ、
エリノアの叔母さんはローラやし
アガサ・クリスティーが書いてるから
なにやらヤヤコシイ

メアリイを好きな青年テッドがいってた
クラーク・ゲーブルの百万長者役の映画って
気になるなあ

看護師のホプキンズが言ってた「大地」は
パールバックの「大地」を
本当に映画化したものらしい

筆者は映画すきやなあ、
見てないと書けない

モン・シェルとか
エ・ビアンとか
ベルギー人のエルキュール・ポワロ、
フランス語使いすぎで
難儀するわ

殺害されたメアリイに関しては
色々な人がそれぞれの人柄をのべるが
21歳でうちの娘と同世代で
かわいらしいと思うし、
落命の憂き目については
かわいそうでしかない

真相がわかると
真犯人は極悪非道で
許せない

法廷ものが好きなので
最後の法廷場面は特におもしろかった


読了:平成30年8月9日


posted by 紫 at 05:36| 大阪 ☁| Comment(0) | 翻訳推理小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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