2018年04月21日

11/22/63 上巻 スティーヴン・キング:著

過去の人々の方が
あいそがいい


ネタバレしています

かぼちゃのランタン.jpg

ただ
どこにでも紫煙がうずまき
アフリカンに対する差別は大きく

ジョージ・アンバースンになった
2011年のジェイク・エビングの心は
終始そこに辟易している

ジェイクが、
いや、この時代はミスター・アンバースンか、
腹痛で死にそうになる場面、
去年まで私も治るまでよく腹痛で死にそうになったから
他人事でないよ、
よく頑張った
ミスター・アンバースン

過去をかえることは
タイムパラドックスが生じて
絶対ダメだと思っていたが
今作は
変化の大きさによって
過去が抵抗してくるという概念がポイントで、
なるほど
私のSFの知識なんて
チッポケだった

キングのあたまの中
まいどのことながら
人知を超える

人に対して皮肉屋だったキングを
人と人のつながりをまごころで彩るクーンツと
よく比べたものだったが
なんのなんの、
キングはとっても感動させてくれる作品を
世に出してくれるようになった

中巻では
あの目的に至るまでの
どんなエピソードが待ち受けるのやら


読了:平成30年4月17日




posted by 紫 at 18:08| 大阪 | Comment(0) | スティーヴン・キング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください