2017年12月18日

砂漠の風に吹かれて ベティ・ウェブ:著

ヒロインの一人称で
ユーモアあふれる語り口

ネタバレしています

アメリカの大地と空.jpg



筆者は本作がデビュー作らしいが
かなり読者を取りこんだに違いない

ヒロインの友人女性が殺され、
その真相を追うメインテーマに並行して、
ヒロインが子供の時に撃たれたために
それ以前の記憶がないことからくる
文字通り自分探しのサブストーリーと、
それから
個人的には
餌付けされたり人をかんだり
随所に登場するコヨーテの行方物語も
気になって読み進めた

筆者が在住するスコッツデールが舞台で
ネイティブ・アメリカンやヒスパニックの人々、
その文化などがガンガン出てきてとても興味深い

気温が47℃て(汗)


分からない言葉が出てきたので
調べてみた

キモサベ…ネイティブ・アメリカンの言葉で、信頼に足る友人のこと

アマランサス…穀物

メスキート…えっ、植物と思ったら地名か?

アンカー・スチーム…ビールの銘柄

日干しレンガ…ネイティブ・アメリカンの住居で使われてるらしい
 本書ではヒスパニック居住区の日干しレンガってあってんけどなあ

ノスリ…タカの仲間の鳥


ミステリーを読んで、
その場所を知ることができるとは
読書のだいご味やな


読了:平成29年12月16日




posted by 紫 at 06:37| 大阪 ☀| Comment(0) | 翻訳推理小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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