2017年11月04日

棺の女 リサ・ガードナー:著

舞台はボストン

ネタバレしています



棺.jpg


拉致された大学生のフローラの
拉致内容の描写と、
生還してからの現代のフローラが
並行して書かれる

拉致時になにがあったのかが
少しずつ明らかになり、
今のフローラが
なにをしようとしているのかが
徐々にわかってくる

本当の真相を
たたみかけてくる終盤のページを繰るのが
もどかしいやら
楽しいやら

巻末の著者の謝辞には
今作の
解説やら
裏話やらが出ていて
読者へのご褒美な感じがする

生還者とその家族の
生還してからの地獄は
フィクションではない、
実在する生還者たちがみな経験している

著者が
すべての生還者に
本作をささげている部分
読み終わって
胸にせまる

個人的には
フローラの母親に
己をなぞらえてしまった

せめて小説の中だけは
フローラと母は
ゆっくりでいいので
つながって
生きていってほしい


読了:平成29年10月8日

posted by 紫 at 07:50| 大阪 ☁| Comment(0) | 翻訳サスペンス小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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