H29.7.9~9.10
フジテレビ系
フジテレビ系
人名は一部敬称略にて…
原作は
大倉崇裕のミステリーシリーズ
渡部篤郎さんは
須藤友三を演じました
須藤友三】
捜査一課では
鬼の須藤で通っていたらしいのですが
須藤には
その頃の記憶がありません
何者かに銃撃され、
回復して復帰したのですが
頭に弾丸が残ったまま
誰が
どのように撃ったのか
と、
たいやきはどう関わるのか
といった部分が
ドラマ前半の見せ場にもなっていました
少し記憶も戻り、
須藤の謎を解くことが終わったあたりから
須藤の
動物に対しての思いが強くなっていく場面が
増えていきました
須藤とゆかいな仲間たち】
回を追うごとに
部下の薄圭子(橋本環奈)との関係も
笑いをさそうギクシャクしたものから、
まるで
お父さんと子どものような
ハートフルであたたかなものになっていきました
薄だけでなく
捜査一課のときの相棒の石松(三浦翔平)や
いきもの係が所属している総務課の弘子さん(浅野温子)、
須藤を目の敵にしている捜査一課の日塔(長谷川朝晴)に
須藤のこと大好きな巡査の四十万クン(横山だいすけ)、
そして
いきもの係の入ってる警察博物館の受付の弥生(石川恋)や
電話で名のっても須藤が誰かわからなかった日塔の部下の桜井(清原翔)に
いきもの係に入りびたりになってきた警察OBの二出川さん(でんでん)、
はじけた感じの鬼頭管理官(寺島進)といった
須藤と直接からまない立場のはずの人たちも含め、
どの役も須藤と関わり合い
ドラマを面白くしていました
それぞれの役1人ずつに
多くのファンがついたのではないかと予想されるほどに
登場人物みんな
魅力的に感じました
主役】
最近の渡部さんは、
単独主演だったのは
2年前のWOWOW「翳りゆく夏」くらいで
↓ WOWOW再放送で見たときのネタバレ感想
地上波ですと
震災の翌年のスペシャルドラマ
「河北新報のいちばん長い日……ウィキペディア」くらいで
連続ドラマですと
もっともっと前のことです
W主演は近年そこそこありましたが
ドラマ内の比重は
ソロ主演のようにはいきません
今作では
いきものの知識と愛情をたっぷり持ち、
事件解決もこなしていた薄は
ヒロイン「扱い」でしたが
「扱い」は「扱い」、
主役は須藤でした
今回も
ハシカンちゃんとはW主演で
若手のほうが目立つに違いないと
オンエア前に思っていた私は
単独の主役ってこんなに出番が多いんやと
改めて
思いだすやら
嬉しいやら
なんとも幸せな
ドラマでした
エンディング・ダンス】
今作で
へ~、意外だなあ
…と思ったのは
渡部さんがエンディングで踊ったことです
須藤が
曲おわりまで
薄のダンスにあきれたまま
すすめられても踊るのを断りつづけて、
ラストの
薄とのハートを作るとこだけやっても
別にエンディング失敗ではなかったでしょう、
須藤のイメージそのものに思うのです
ですが、
番組は渡部さんを躍らせると判断しました
結果、
いきいきと
カワイらしい
須藤友三のダンスが見られました
渡部さんが踊っているのを見られるなんて
なんだか夢を見ているようでした、
今作は驚いてばっかり
ドラマ始まりのインタビューで
渡部さんは
そろそろ代表作が欲しい
と言ったそうです、
謙遜だとは思います
しかし
「警視庁いきもの係」
渡部さんの代表作になったと思います
早く次の渡部さんが見たいのはもちろんですけれども
まだまだ
須藤友三の余韻にひたっていたい気もします