ひとりだと
かならずカウンターに案内するお店
![]()
その男性は
コートを手にもち
おおきなバッグをもっていました
荷物をおくために
テーブル席につこうとするのは
あたりまえのおこないでしょう
いつものように
お店のひとは
男性をカウンターに案内しました
えっ、荷物おきたいのに
と、いいたげな男性
お店のひとは
ひとりですでに
カウンターでお箸をうごかしていた私に
ひとつ席をつめるようにいってきました
ひたすら
頭をさげてもくれました
でも
男性はブスッとしています
よくいくお店ではありました
ですが
この時にきめました
二度とくるものか
![]()
ランチタイムのひとり客は
カウンター
お店のルールには
なんら問題はありません
ダメだったのは
男性の気分を
そこなってしまったこと、
ではないでしょうか
お店のひとは
男性には
こちらにどうぞとしかいわず、
あやまったのは私にだけ
男性はいきどおったまま
私のそばにたち、
席をつめさせられた私に
なんの一言もない
いくらお店のひとが頭をさげてくれても
怒りをかくさない男性に、
食事をさえぎられた私も
おもしろくありません
このときより
私はこのお店にいかなくなりました

