2011年02月12日

STUDIO 54 (宝塚月組) H22年12月シアタードラマシティ

席は、5列最下手

[E:danger] ネタバレしています

ミュージカル
STUDIO 54
平成22年12月25日マチネ
シアター・ドラマシティ

作・演出(以下、敬称略)
齋藤吉正

[E:camera]

STUDIO 54とは、1970年代後半~1980年代に実在した、セレブのサロンとなっていたマンハッタンのディスコの事です

ホーリー・アシュレイ(霧矢大夢)は、セント・ローマンズ孤児院出身のフリーのジャーナリスト

Z-BOY(明日海りお)は STUDIO 54のホスト出身のロックスター

ジゼル・モーガン(蒼乃夕妃)は、新進女優

この3人が軸となり、当時の音楽に乗せて、物語が進みました

[E:camera]

ジゼル・モーガンは、売れる為に、Z-BOY(通称ザック)の恋人になり、彼を利用しました

ホーリーとは、ザックの凱旋パーティーをしていたSTUDIO 54で知り合います

ホーリーにジゼルとの仲を撮られたザックは、怒って若い者にホーリーをボコボコにさせます

介抱する為、自分の部屋にホーリーを招き入れたジゼル

そこに、見た事のある人形を発見するホーリー

ホーリーと同じくセント・ローマンズ孤児院にいたベッキー・ヤング(咲妃みゆ)が、大事にしていた人形です

ホーリーの書く物語が、ベッキーは大好きでした

お互い、まだ初恋と意識していなかった頃の事です

ベッキーは里親ではなく、昔の日本で言うと丁稚奉公のような引き取られ方をして、苦労をします

そして、ザックと知り合って、ここまで上りつめたのです

この頃から、ベッキーは一本筋の通った女の子でした

少女時代を咲妃みゆさんが、そういう演技で表していました

夕妃さんも、ジゼル・モーガンが、弱みを見せない凜とした女性として表現していました

正直、彼女の自己を確立させている強さが、私、一番印象に残っているかも、と思います

[E:camera]

STUDIO 54 の支配人スティーブ・ルベルを、越乃リュウさんが演じました

ザックに惚れ込んで、彼をSTUDIO 54でホストとして雇い、今また凱旋して帰ってきたザックの為なら、どんな悪事でもする人物

悪い人ですが、かっこよさに惚れ惚れしました

リュウさんの立ち居振る舞いが、支配人を極上の男性に見せていました

[E:camera]

明日海りお(ミリオ)さんのZ-BOY

カフェブレークでゲストだった時は、まだお稽古前で、「悪い人らしい」とミリオさんが言っていて、ある程度の予備知識でザックを見ましたが、ホンマに嫌な奴でした

気に入らないと、恋人のジゼル・モーガンにも手をあげたり

ジゼル・モーガンを殺して、話題作りをしようとしたり ← さらっと書きましたが、今作のクライマックスです

いい男だし、才能もあるのに、或る意味、自分の実力を一番分かっていない、哀れな青年でした

[E:camera]

タブロイド紙のHOT WEEK

編集長ルーシー・アネット(憧花ゆりの)は、自分の事を「俺」と呼んでいるので、同性愛者かも知れませんね

STUDIO 54の支配人スティーブもゲイのようでしたし、@ニューヨークですから違和感ありませんでした

因みにHOT WEEK、貰いました

よく、お客がもぎりの後、小屋入りした時に小屋の人がチラシを配ってる事がありますが、そんな感じでくれました

私の前の男性がチラシだと思ったようで、手を出さないでいると、

「舞台の小道具です」

と、小屋の人が説明していました

Dancing Heroes!(桐生園加さんのバウホール公演)や、他の組の舞台の宣伝も英語で書かれています

日本語なのは、STUDIO 54出演生徒の一言のページだけ

この一言も、役になりきって書かれているので、凄く面白い

その男性、要らないで通しはりましたが、既にリピーターだったのかも知れません

そうでなかったら、勿体ない事しはりましたよ

[E:camera]

TVニュースとして、劇中で映像もありました

個人的には、お巡りさんのダグラス・マーチン(珠城りょう)が、カメラ目線でいっぱい映ってるのがツボでした

2組の兄妹が出てきて、1組はセント・ローマンズ孤児院出身の警察兄妹のダグラスとジェイミー(花陽みら)、もう1組は、ジゼル・モーガンのマネージャーのラングレー・マイヤー(星条海斗)と、Z-BOYの元カノでSTUDIO 54の歌手のリア(彩星りおん)

いずれの兄も、本当に妹思い

上の子って、幾つになってもこうみたい…

[E:camera]

この舞台が切ないくだり

ホーリーが世界中を回っていたジャーナリストのボリス(研ルイス)が実のお父さんだと知らない侭、ボリスが亡くなってしまった事

ジャーナリストの自分だけで赤ちゃんを育てる事ができず、舞台の冒頭、ホーリーをセント・ローマンズ孤児院に預けて去っていったボリス

帰国したのは、死の病に冒されたから

ボリスはホーリーを息子だと分かっていて、でもホーリーは、著名な尊敬すべき先輩ジャーナリストだとしか認識してなくて

ボリスの死の知らせを聞いてホーリーはシュンとするけれど、お父さんが亡くなったとは思っていません

これだけでも切ないのですが、何より、父子の名乗りを上げなかった事をボリスがこれでいいと思って、あの世に旅立った事が、私は辛くてなりません

要らぬ悲しみや、捨てられた恨みなどを息子に抱き続けさせるよりは、同じ名字の先輩ライターが亡くなっただけの方が、ホーリーにとっていいんだと思ったのでしょうか

本当は、ホーリーを抱きしめて、お父さんと呼ばれたかった筈なのに

切ない…

[E:camera]

ラストも切ない

結局、ホーリーとジゼルは、いや、ベッキーと呼ぼう、二人は結ばれません

ホーリーはマンハッタンに残り、ベッキーはマンハッタンを去ります

でも、ボリスのように死別ではないから、大人になってSTUDIO 54で巡り会えたように、また二人が再開できるような予感もしました

[E:camera]

カーテンコールで幕が上がると、霧矢大夢(キリヤン)さんがクリスマスのとんがり帽子を被っていて、お客の笑いをとっていました

更にキリヤンが、

「メリー・クリスマス[E:sign01]」

と、私らから返事があるまで[E:sweat01]呼びかけられました

そして、とんがり帽子を脱いで、舞台をキョロキョロして、Dr.サムの白衣でカテコに出ていた海桐望(マッツン)さんに帽子を被せてしまいました

これはどうやら、メンバーを日替わりで選ぶキリヤンのサービスのようで、帽子を被ったマッツンは、中央まで出てきてダンスを始め、幕が下りる直前にセンターをキリヤンに譲りました

何度、見に来ても、楽しめるカテコ、いいですねえ

[E:camera]

ペプシ・コーラが洒落た小道具になってましたね

…って、ニューヨークがペプシの町ってご存じでしょうか?

行ってみたら分かりますよ、ペプシだらけでした

コカ・コーラも売ってましたが、確かペプシの製造工場か本社がニューヨークにあり、その関係だろうかと思いました

でも、それから20年以上経ちますが、ニューヨークはコカ・コーラよりペプシですみたいな事、ニュースにすらならないので、私、ペプシだらけのマンハッタンって錯覚やったかなと思ったりしてました

今作のお陰で、夢じゃなかった、と思いました、おおきにSTUDIO 54

[E:camera]

霧矢大夢(ホーリー・アシュレイ)

蒼乃夕妃(ジゼル・モーガン)

明日海りお(Z-BOY)

越乃リュウ(スティーヴ・ルベル)

花瀬みずか(シスター・パメラ:セント・ローマンズ孤児院のシスター)

研ルイス(ボリス・アシュレイ)

青樹泉(バド・ブーン:ホーリーの相方、カメラマン)

星条海斗(ラングレー・マイヤー)

憧花ゆりの(ルーシー・アネット)

光月るう(フランク・ドノバン:マンハッタンタイムズのジャーナリスト、ホーリーの大学の同級生)

夏月都(アンナ・マリー:愛犬ココを連れてるセレブ客)

沢希理寿(ライト・ホープ:STUDIO 54のホスト)

響れおな(ハリー・レオン:HOT WEEKの編集者)

彩星りおん(リア・マイヤー)

海桐望(Dr.サム)

紫門ゆりや(ニール・クラフト:STUDIO 54のホスト、Z-BOYに憧れて翻弄される)

貴澄隼人(ラリー・スミス:HOT WEEK編集者)

鳳月杏(ピート・ムーン:STUDIO 54のホスト)

真愛涼歌(マリア・クール:STUDIO 54のホステス)

風凛水花(アニタ・ウォーター:STUDIO 54のホステス)

花陽みら(ジェイミー・マーチン)

輝城みつる(ビリー・キャッスル:HOT WEEK編集者)

都月みあ(リー:セント・ローマンズ孤児院の女児)

珠城りょう(ダグラス・マーチン)

香咲蘭(シェリー・オーキッド:STUDIO 54のホステス)

晴音アキ(アベル・サニーサイド:セント・ローマンズ孤児院の心臓疾患を持つ男児、Dr.サムの患者)

輝月ゆうま(レイズ・シャイニー:STUDIO 54のホスト)

早桃さつき(アンドレス:セント・ローマンズ孤児院の男児)

夢奈瑠音(ホーリーの少年時代)

咲妃みゆ(ベッキー・ヤングの少女時代)

 

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posted by 紫 at 16:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 宝塚歌劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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