席はE列中央
遊気舎vol.37
ソ、ソ、ソ、ソ
21年10月11日マチネ
芸術創造館
作・演出(以下、敬称略)
久保田浩
出演
西田政彦
魔瑠
小川十紀子
峯素子
石井正幾
宿南麻衣
羽曳野の伊藤
菊丸
近藤ヒデシ(COMPLETE爆弾)
や乃えいじ(PM/飛ぶ教室)
牧野エミ
エミさんが、お客さんが泣ける舞台をと望まれて、久保田さんがかいた本
他の人物が、エミさんの役を説明する下りに、
ちょっと綺麗な長女
という表現があり、めっちゃ綺麗じゃなくちょっと綺麗な所が、エミさんの役柄らしいなあと感心しました
エミさんって、この長女のような役が非常にマッチしていると思います
表面はからっと明るい
自分の思いは、躊躇なく発言する
でも、本当に発したい事は内心に包んでしまっている
長女が、小学生の頃の作文を音読する下りがあります
タイトルのソ、ソ、ソ、ソとは、風鈴の音の擬音
小学生だった長女がきったない字でかいたリンリンリンリンという文字が、どうみてもソソソソソソソソとしかよめない、まずは作文の笑いの導入部分です
この一家のお母さんは、子供達が小さい頃に死去
長女・長男(や乃えいじ)は、その、最初のお母さんの子
長男・長女からすれば、次女(峯素子)だけが腹違いの妹
風鈴は二度目のお母さん(魔瑠)が、この家に嫁いだ時に持参したものでした
小学生の頃、長女は、自分や弟は義母の愛を受容してはいけないと思っていました
義母は、妹のものだから…
そういう長女の気持ちが、作文には記されていました
ちょけて始めた作文の朗読
でも、子供の頃のそんな想いが溢れてきて、段々涙声になる長女
この場面は、お客も涙
遊気舎の思惑通り、何とも切ない落涙の場面でした
今は、義母もお父さん(近藤ヒデシ)もこの世にいません
魂として、この家に留まっています
ぎくしゃくしていた子供達が、一つになるような、転機となる作文の下りでした
全編、関西弁の物語でした
田舎の農家が舞台でしたが、どこか関西圏ではあったようです
羽曳野の伊藤の事、私、誤解していました
さっと登場して、あんまり物語に関係ない感じで退場する人物だと思っていました
なんと、かなり大事なキーパーソンですやんか
そうです、私は、羽曳野の伊藤として久保田浩さんを鑑賞したの、初・生でした
想像した以上に、本当にいい舞台でした
エミさんのお陰です
いつもいつも、有難う御座います
遊気舎blogより
TETSUエントリー
西田政彦エントリー
久保田浩エントリー
近藤ヒデシblog より
遊気舎 vol.37 『ソソソソ』 公演情報!! 2009年10月11日