席は、11列上手寄り
[E:danger] ネタバレしています
敬称略
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ブラックバード
H21年9月5日マチネ
シアター・ドラマシティ
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作
デビッド・ハロワー
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演出
栗山民也
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出演者
内野聖陽
伊藤歩
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12歳の女の子ウーナを誘拐した男
罪を償い、出直している男の所へ、ウーナが15年後に成人して訪れる
彼女は、何をしにきた?
そして、15年前の誘拐事件とは、何だったのか?
[E:virgo]
舞台の始まりが、あっさりしていてよかったです
音楽も、人物の紹介も、何もない
この頃、冒頭に映画のオープニングのような趣向をもってくる舞台もよくみます
でも、何も凝らない演劇だけのストレートプレイも、私は大好きです
[E:virgo]
2人芝居ですから、どちらかが必ず話してる状態です
長台詞の応酬、見事でした
[E:virgo]
2人舞台
事前の情報もそういう触れ込みでした
なのに、子役がいたんです[E:sign01]
女の子は、登場するなり男にしがみつきます
ウーナも、我々客も、まだこの男はこんな事をしているのか、と思わせる衝撃です
この女の子は、男の恋人の子供
でも、女の子は明らかにそれ以外の感情をもっているのではと思われます
恋人のような口ぶり・態度で、男に接するのです
ウーナに何となく、少女は敵愾心をもちます、まるで恋敵であるかのように
色々な意味で、物語のドッキリの部分ですよね、子役の登場は…
[E:virgo]
伊藤歩さんの綺麗な事…
スタイルも抜群で、みとれてしまいます
ウーナの方が、今は、誘拐の後遺症、その後の世間の好奇の目に晒された後遺症、家族が巧くいかなくなった影を背負い、元誘拐犯より明らかにマッドな感じ
元誘拐犯は、突然ウーナが現れて焦って、時には怒ったり、誤魔化したり、普通の小市民やってます
[E:virgo]
ラストは正直、
え、終わり?
と思いました
ウーナが男を追いかけて、レイと名前よんで、そしてお終い
男は、今はピーターと名前をかえていました
件の子役も、ピーターとよんでいました
ウーナにとっては、男の名はレイ
いつまでもレイ
実際の所ウーナは、誘拐ではなく逃避行のつもりだったのでしょうか
少女だった彼女は、レイを愛していましたから
レイも又、少女を愛していました
結局、物語は謎を含んだ侭に幕をとじました
これでいいのではないか、愛は不可解だから、など思いました
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