席はE列中央上手寄り
ネタバレご注意
鈴木プロデュース芝居
三好さんちのにわで
京橋花月よる芝居
H21年6月6日ソワレ
劇作・演出(以下、敬称略)
鈴木つかさ
劇作
宮崎高章
出演
鈴木つかさ
清水けんじ
span!
水本健一
マコト
腹筋善之介
宮崎高章
粗筋
タイトルに出て来る 三好さん とは、捨て犬を多数飼っている高齢の女性
登場人物は、全て犬ばかりです
着ぐるみ無し、役者がそのまんま犬を表現します
清水けんじ(シミケン)
人間のカッコの侭、犬を演じるので、シミケンのオチにも繋がるかと思います
シミケンは、内心、グループのボスになりたい犬です
でも、ボスである腹筋さんに喧嘩を仕掛ける勇気もない
誰と喧嘩しても、弱いんです
新入りが入ってきたら、べったの位置からは這い上がれると言うような、後ろ向きな勝ち方ばかりを考えています
シミケンは、猫だったんです
それも雌猫
シミケンが、なぜ玉葱を食べても死ななかったのか、なぜ一番弱かったのかが、シミケンのカッコで演じるから一種のギミックというか、トリックというか、お客は騙されて面白かったです
シミケン、全編通して面白い役柄でした
生き生きしていました
見えないなんていいの?
水本健一クン(みっずん)の犬小屋が、私の席から見えませんでした
犬小屋ですから、位置が低いのです
京橋花月の席は、舞台が観やすいようにと席がズレたりしていません
前の人と後ろの人が、その侭一列に座ります
なので私の列の人達は、最前列を除いて、全員、見えなかった筈です
古い花月じゃないのにね、建てる時、なぜ気を付けなかったのか
それとも演出の時、見えなくてもいいと思ったのか
重要な芝居も犬小屋を使って行われていましたよ
みっずんの出オチ的な登場もありましたよ
見えない席があっていいの?と思いました
オープニングについて
冒頭の演出は、鈴木さんのいつものパターンでした
演者紹介の時に、装置の何処かに名前が現れる方法です
鈴木さんがザ・プラン9の時、芝居もんや本公演は、オープニング、と題して、大抵この技法を用いていました
今回も、この方法が好きな人は、大喜びしたのではないでしょうか
腹筋さん
パワーマイムも、勿論ありました
腹筋さんは、宮崎君を除いたら、正味の役者
芝居もきちっとしています
舞台を演劇チックにしてくれていました
鈴木さん
吃音の役どころ、巧かった
私、芝居やコントをしている時の鈴木さんが、一番すきです
彼らは犬(ラストまでシミケンがはっきり猫と分かりません)ですが、生き様、考え方など、人間に置き換える事が出来ました
笑いと感動と、両方ありました
いい芝居でした